ベトナム証券市場の規模
あと数日で2007年が終わる。
この一年間のベトナム証券市場について、
振り返ってみる。
249社(ホーチミン証券取引所:138社、ハノイ証券取引センタ−:111社)が
上場している。
上場会社の数は、前年よりかなり増えた
(2006年:193社、2005年:41社)が、
ベトナムにある企業数の2%にしかならない。
これは、非常に少ない。
この状況を解決するために、二つの方法がある。
一つが国営企業、外資系企業の民営化を促進すること。
これにより、民間企業の数を増えないといけない。
二つ目が、民営化企業に対して、上場環境を備えることだ。
現在、証券会社の数は、74社であり、
2006年の55社、2005年の14社よりかなり高い。
ファンド管理会社も24社、2006年の18社と2005年の6社より増えた。
2:額面で計算する上場株式の価値が55億ドンであり、
2006年末の2倍、2005年の15倍である。
3:市場全体の時価総額が491兆ドン
(ホーチミン市証券取引所:361兆ドン、
ハノイ証券取引センター:130兆ドン)である。
GDPと比べてベトナム証券市場の時価総額が43%に達し、
7年前から設立された他の証券市場の中でも高く成長したものであり、
2010年までの目標を大きく越えた。
ただ、外国為替レートで計算すると、
ベトナム証券市場の時価総額は、307億ドルしかならない。
アジア地域及び世界中の他の証券市場と比べて規模がまだ低い。
4:上場社数がかなり増えたが、大手企業の数がまだ少ない。
1兆ドン以上の時価総額を有する会社は70社のみ
(ホーチミン:53、ハノイ:17)。
そのうち、10兆ドン以上の時価総額を有する会社は12社しかない
(ホーチミン:9社
VNM:29兆4000億ドン、STB:28兆7000億ドン、
DPM:27兆5000億ドン、FPT:20兆4000億ドン、
SSI:19兆8000億ドン、PPC:19兆ドン、
PVD:16兆3000億ドン、HPG:12兆4000億ドン、
VIC:12兆4000億ドン;
ハノイ:3社
ACB:42兆6000億ドン、KBC:17兆800億ドン、PVS:11兆9000億ドン)。
従って、ベトナムで、最大時価総額を有する上場会社が
27億ドルを達していない。
10億ドル以上の時価総額を有する会社は、10社である。
現在の課題は、民営化のスピードアップと
大手国営企業の上場の促進だ。
現在、国営企業の資本金は、1338兆2000億ドンと登記されるが、
入札の時には、この数倍ぐらいになるはずである。
5:現在、上場市場において307の取引口座が登録された。
以前よりかなり増えたが、人口の0.4%しかなく、
アジア地域及び世界と比べると、かなり低い(中国が7%である)。
特に、他の証券市場においては、
投資家の中で、機関投資家が70%を占め、
個人投資家は30%しかいないが、
ベトナムでは逆である。
個人投資家が70%、機関投資家が30%しか占めない。
この割合、及び、投資資金は、
殆ど銀行からの貸し出し資金であるため、
心理的な投資が多い。
市場が下落する時、皆が一緒に売却し、
上場する時、一緒に購入するので、
市場が大きく変動する。
その結果、個人の投資家が大きく損をする。
Vneconomy.net 2007年12月27日
