ADB ベトナム債券についての意見
アジア開発銀行(ADB)は、アジア債券市場に関する報告書を公表した。
その中で同銀行は、2007年の市場状況の分析と
2008年の発展展望について説明した。
韓国、中国、香港及びベトナムを含むアセアン各国の市場は、深く分析された。
ベトナム市場が最も高い成長率に
ADBの専門家による統計では、東アジア内で発展中市場のうち
2007年、ベトナムドンの発行は一番高かったと評価する。
その成長率は83%で、約83億ドルだ。
ベトナムの国庫債券の流通増加率16%のうち
ベトナム開発銀行(VDB)による債券は、最も高い。
現在、同銀行の債券は、流通債券の30%を占める。
国家銀行の短期信用票は、国家の借金の3%程だが
今後、国家銀行はこの手段を用いて資金を調達する方針。
ADBの予測によると、ベトナム国債市場の成長は引き続き維持される。
本年度の国庫発行数は、去年よりも55%増加の見込み。
2007年、ベトナム企業の債券市場も急成長し、東アジアで最も高かった。
その成長率は251%で、新債券の発行が11億ドルだ。
債券発行企業の大部分は上場企業で、インフラ整備分野で活動している。
その他、発電・造船・交通・繊維・銀行分野で活動している企業もある。
東アジアの債券市場全体を見ると
内貨(国内における使用資金)の債券は、GDPの63%を占める。
この割合が最も高いのは韓国で、136.5%だ。
ベトナムは最も低く、約13.7%。日本は165.4%。
東アジア地域で最も大きく成長したが
ベトナム債券市場の取引価値(清算性を計るもの)は、最も低かった。
ベトナム国債の取引量は、去年よりも50%減少
これは、年間平均流通債券数の0.37倍だ。
これについて、中国は1.46倍、インドネシアが1.44倍、マレーシアは1.47倍
シンガポールは2.99倍、タイは3.53倍。
ADBの専門家の分析によると
確定された最高金利は、ベトナム国債の魅力的を失う原因になるが
2007年11月、ベトナム政府が最高金利を外したことにより解決済みだ。
地域内の他国同様
ベトナム国家銀行は、インフレ抑制のため、厳しい金融対策を適用した。
これにより、市場におけるベトナムドンの債券金利は、2007年に2%増加した。
更に、2008年第1四半期だけで0.5%増加している。
ADBの評価によると、ベトナム債券市場はこの1年間で急発展した。
国家銀行の信用票は、ベトナムの若い金融市場にとって重要なものだ。
リスクも増加
ADB専門家によると、アメリカの信用危機は
結果、東アジアの内貨債券市場に対し、有利な発展状況を作った。
信用危機に入ったにも関わらず、内貨債券市場が発展した理由は
投資家による、アメリカ市場以外の投資ルート検討によるものだ。
ただ外国投資家は
世界市場におけるリスク増加を理由に、アジア市場からの撤退を始めている。
それは、アジア地域の資本市場へのリスクも高める。
結果、これら市場における国債や企業債券の発行スピードは若干弱まったものの
世界の債券発行スピードよりは早い。
外国への債券発行は大きく減り、証券活動の大部分が固まっている。
ADBによると、リスク増加の背景において
内貨債券市場の低い清算性は、市場発展の制限に繋がる最大の要素だ。
また、東アジア地域の発展に対しする主なリスクは3つあるとした。
それらは
アメリカ市場の大きな衰退、投資家への圧力による世界資本市場の変動
インフレの高い上昇だ。
これにより、多くの国は成長目標に対する影響を受けている。
Vneconomy.net 2008年4月25日
