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2009年01月06日

2008年 証券会社の80%赤字


KLSは3000億ドン損失の見込み。
SSIは債券の売買で3000億ドンを儲け、
年間計画の60%を達成した。


2008年の年初9ヶ月の営業成績において、
各証券会社の損失額は大きく、数千億ドンの赤字である。
統計によると、証券会社一社の活動を維持するための経費は
月15億ドン~20億ドンであるが、
仲介活動による売上は1社当たり5億ドンである。
証券会社の最大赤字部門は自己売買部門である。

Pham Vinh Thanh-Kim Long証券株式会社副社長は、
「2008年はベトナム経済にとって困難な年であり、
証券会社にとっても困難である。
Kim Longは、そのような背景において、
3000億ドン損失の見込みである。
最大赤字部門は自己売買部門である。」と述べた。

この数年間、証券会社の中ではSSIの営業成績が一番良い。
SSIは2008年に3000億ドンを儲け、年間計画の60%を達成した。
ただし、この黒字は債券売買部門による売上げであり、
証券売買による売上げではない。

Nguyen Duy Hung-SSI証券株式会社会長は、
「相場は暴落しており、自己売買部門は全く黒字が出ないが、
外国投資家が大量に債券を売り出し、
為替レートが急激に変動したので、
債券売買部門で黒字が出た。」と述べた。

営業成績が赤字になった為、
多くの証券会社は社員を解雇、事務所の広さを縮小し、
活動経費を最大限に切り詰めている。
各証券会社は、株式投資のために自己資金を全額使用してはいないが、
この1年間の市場の下落で、各会社は主資金の30%~40%を失った。.

Nguyen Thanh Ky証券投資家協会事務局長は、
「今年は各証券会社にとって最悪の年である。
各証券会社が活動を最低限に維持する状況になっている。
株売買の量は3分の2減。倒産の可能性が大きく、
今後、証券会社の30%が合併又は解体すると予測される。」

各専門家によると、各証券会社は2009年にはさらに困難になる。
現在、各証券会社は市場が良くなるまで我慢しているが、
問題はいつまで我慢できるかだ。


CafeF 2009年1月5日


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