証券会社の今後の命運
「2009年、証券会社の半数が苦境に陥り、40%は安定、10%が大手に成長するだろう。」
Bao Viet証券株式会社の状況とコメント
Bao Viet証券株式会社(BVSC)は、
2008年第3四半期までの営業赤字が約3000億ドンにのぼった。
2008年の年間営業利益の発表はこれからだが、
同社のPham Quang Huy副社長は、
2008年の赤字を約4000億ドンと予想する。
赤字の原因は、証券投資リスクに対する準備金引当である。
BVSCのような大手証券会社が赤字になった以上、
他の証券会社も殆ど赤字に陥るであろう。
Huy副社長は「2008年に証券会社の80%が赤字となり、
2009年、特に年前半はさらに苦境に陥るだろう。」と述べた。
Dang The Duc- Indochine Counselのコメント
法務コンサルティング会社Dang The Duc- Indochine Counsel
の弁護士は「2009年に証券会社の50%が苦境に陥り、
40%は安定、残りの10%が大手に成長する。」と考える。
証券会社の売上は主に売買手数料、自己売買、
財務コンサルティング、引受手数料から成る。
現在の証券市場動向から2009年を見通すと、
2009年はベトナムの証券会社にとって
大変困難だがチャレンジングな年となりそうである。
売買手数料は安定的な収益源である。
従ってインフラが充実、商品が豊富、
サービスのクオリティが高い技証券会社は、
売買手数料で経費をカバーできるだろう。
ただ、その様な条件を満たす証券会社はまだ少なく、約10%である。
また、2009年1月1日施行の所得税法により、
企業が株主名簿の管理を証券会社に委託し、
証券会社が企業に代わり税金を引き落とすことになる。
これが証券会社の新たな大きな収入源となるだろう。
自己売買業務は、2009年に証券会社各社の命運を握る。
財務コンサルティングは証券会社の主要業務であるが、
国際金融危機の影響で、2009年はあまりニーズがないと予想される。
IPOは引き続き継続されるが、
全ての証券会社が多額の引受手数料を期待できるわけではなく、
大手証券会社が寡占することになるだろう。
一方、上場申請や登録申請件数は
各企業の慎重な姿勢を反映したものになるだろう。
Vneconomy.net 2009年1月21日


