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2009年02月25日

為替レート 市場と銀行の「格差」


現在の為替レート運営体制は、国家銀行が
「銀行システム内の平均為替レート」と「変動枠」を使って、
市場の為替レートを調整している状態である。
「銀行システム内の平均為替レート」と言っても、
国家銀行はマクロ経済安定のために為替レートを確定させ、
長期的に調整を行うため、
市場での実際の短期的な変動と、合わない時がある。


需給のバランスが取れなくなると、
為替レートが大きく変動し、
市場と銀行の為替レートの「格差」が
拡大、長期化してしまう。
しかし、国家銀行は為替レートを直ぐには調整しない。
国家銀行が抱える問題は、
どの時点で為替レートに干渉するかということ、
また、必要な外貨準備資金の維持と共に
他のマクロ目的に矛盾しないかということである。

最終の売買者は、
商業銀行の外貨が余っていて、国家銀行に売りたい時、
または商業銀行の外貨が不足し国家銀行から買いたい時に出てくる。
売買の価格は国家銀行の変動枠内によって
決められている。

国家銀行がこれらの役割を果たせない場合、
外貨市場の流動性が悪化する。
自由市場は法律面で承認されていないものであるが、
外貨市場の流動性を改善する。
当然、自由市場における為替レートは、
国家銀行の変動枠を超えるため、
ベトナム経済では、
二つの為替レートが発生してしまう。
実際、2008年の為替レートの最盛期、最下落の時期は、
この二つのレートの存在を証明した。

商業銀行は顧客の需要に対応するため、
間接的に自由市場に参加し、
これが最大のリスクとなる。
この動きは現在の為替レートの管理対策
(在外ベトナム人の送金奨励、
 個人の外貨売買承認)を利用するためである。

契約の清算期限が迫り、外貨を購入したい輸出企業は、
自由市場で外貨を購入し、
社員の名前を使ってそれを商業銀行に売る。
そして銀行は、企業の口座を通じて、
企業に同様の金額の外貨を売るのである。

ここで企業は、自由市場の購入為替レート
(国家銀行の売買枠を超える)と、
銀行に対する売却レート(売買枠に基づく)の差を、
「合理化」しなくてはならないため、
会計が明確に記録できず、実際に発生した
経理状態を正確に反映できない。

自由市場の為替レートは、
国家銀行の為替レートにも影響を与え、
新しい調整点を確定させる。
国家銀行が自由市場の為替レートを大きく調整すると、
為替レートの「ショック」が起こり、
市場心理を消極的にさせてしまう。

この世界的経済危機の状況では、
輸出入や外国投資の状況が複雑に変動するため、
国家銀行が、市場に合わせて為替レートに干渉し、
柔軟に調整するとことが、
マクロ経済を安定させることに繋がるだろう。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年2月24日

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