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2009年04月16日

ベトナム銀行 依然ドル不足


3月24日に国家銀行が
為替レートの変動枠を3%から5%に拡大後、
各銀行のドル不足の状況は半月で改善されたが、
現在、また以前と同様の状況に陥っている。


各商業銀行は、購入値を売却値より低く抑える事が、
3月24日から4月上旬までしか維持できなかった。
その後、売却値が購入値と同じになる状況に戻っている。
4月8日より、ベトナム輸出入銀行株式会社(EXIMBANK)は、
ドルの売却値と購入値を同じく国家銀行の上限値で掲載した。
4月13日の掲載値が17,785ドンであり、
銀行システム内の平均為替レート+5%(変動枠の上限)で
計算された値段である。
各銀行によると、
銀行システム内のドル売買市場は膠着状況であり、
売却申請がなく、購入申請しかない状態である。

ある銀行の外貨売買担当社長によると、
4月13日の午前、17,950ドンで
USD購入オーダーを出した銀行がある。
このレートは規定の上限値を超えるが、
そのオーダーに対して売却者が出てこない。
現在、国家銀行はガソリン、オイル等の
必要な商品を輸入する企業にしか外貨を供給しない。

「外貨の需給源が大きく違うので、
外貨市場が固まっている状況である。」

為替レートの変動枠拡大後
銀行の外貨の流動性がかなり改善されたので、
輸入企業が今後簡単に外貨を購入できると考え、
規模の大きい資材輸入契約を締結し始めた。

「短期のL/C契約は通常20日間~1ヶ月なので、
現在ドルの需要が一挙に増加し、
銀行がドル不足の状況になっている。」

Nguyen Van Dung-国家銀行ホーチミン支店長によると、
外貨の需給のバランスが悪くなる原因は、
輸出企業が今後外貨を買えないことを恐れるため、
銀行に外貨を預けるだけで売らない事にある。

また、輸入企業は為替レートのリスクを怖がるため、
外貨を借入しない。
従って、現在、各銀行では預金の外貨は余剰になっているが、
企業に売却するための外貨の調達源が不足している状況である。
年初3ヶ月で、ホーチミン市における銀行全体の外貨調達資金は
2008年末より4.4%増加、外貨の預金は11.5%増加するが、
外貨の貸出総額は0.79%しか増加しない。

国家銀行によると、2009年第1四半期末まで
各信用機関の貸出総額が2008年末より2.67%しか増加しない。
そのうち、ベトナムドンの貸出総額が3.9%増加すると予測され、
外貨の貸出総額が2.24%減少すると予測される。
しかし、各銀行は預金の外貨を企業に売ることができない。

1997年のアジア金融危機後、
現在と同様の状況になった時もあった。
その時、国家銀行は輸出企業に外貨を売却させたが、
その後、この規定は国際条約に違反するので廃止された。
近頃、この規定がまた適用されるという噂が出ている。

上記社長によると、この状況が今後も続き、
銀行が合法的に外貨を購入出来ない場合は、
各銀行が顧客に対してUSD以外の外貨でL/Cを
オープンすることを求める予定。

4月13日の午前、自由市場ではUSDの購入値が17,900ドン、
売却値が18,050ドンになった。
先週末はUSDが18,000上下で売買された。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年4月14日

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