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2009年09月17日

経済危機をものともしないベトナム銀行各行


今年の利益計画は高い数字を掲げられないものの、
このたび発表された年初8カ月の利益は
銀行各行の「壮健さ」を表している。
ベトナム経済はまだ困難な状況にあるものの、
銀行は活発に活動している証しともいえる。


印象的な利益成績
Sai Gon Thuong Tin銀行株式会社(Sacombank)は
年初8カ月で税引き前利益1,180兆VNDを記録、
そのうち、金利による収益が64%、
残りは他のサービスによる収益である。

また、同行は、8月だけで
財政投資および資金貸出リスク準備資金の
1,400億VNDの税引き前利益を上げた。

Lien Viet商業銀行株式会社(LienVietBank)は
8カ月での利益が3,720億ドンに達したことを発表、
ベトナム輸出入銀行株式会社 (Eximbank)も
税引き前利益を1,054兆ドンとし、
総資産が60兆VNDに達した。

ベトナム国際商業銀行株式会社(VIB)は
利益を4300億VND以上とし、
税引き前利益/主資本(ROE)は28%に、
総資産は46,800兆VNDと
2008年12月31日より35%増とした。

ベトナム海運商業銀行株式会社 (Maritime Bank)は
8月31日までに、
税引き前利益が前年同期の2.44倍と、
計画より10%超とした。

ACB商業銀行は
国際経済およびベトナム経済が
回復傾向に向かうにつれて
今年の計画達成に有利な環境になりつつあるとしている。

経済専門家によると、
ベトナム銀行各行は
政府の需要拡大計画により
さまざまな恩恵を受けている。

そのほか、金融市場や金、
外貨市場における活動も
銀行にとって大きな収益となる。
ただ、いくつかの銀行の役員によると、
このような記録的な利益成績は
今後、維持は難しく、年末までにかけて
最も大変な時期を迎えると予測している。

山積する難題
国家銀行は、資金貸出成長率を
年間25~27%に抑制しないことは
銀行にとって朗報であるといえる。
ただ、国家銀行は、
いまだ貸出金利の上限を制限しており、
資金貸出活動を収益の主体にしている銀行は
困難に直面する可能性が高い。

Nguyen Thanh Toai-ACB福社長によると、
「主な収益を資金貸出活動で得ている銀行は
さまざまな難題に対面しなくてはいけない。
貸出金利の上限は据え置かれるが、
調達金利が急減に上昇するので、
入り口と出口との金利差が
だんだんと狭くなっている」
としている。

現在、調達金利は年間8%が、
貸出金利は最高10.5%が適用されている。

さらに、金利支援制度も間もなく終了するため、
銀行各行は、大量の資金を貸し出すことができない。

国家銀行によると、
商業銀行等の金融機関に対する金利支援制度で
貸し出された資金および
ベトナムドンに対する金利支援制度での貸出金利は
9月10日までに401,030兆VNDに達し、
9月3日時点より1,290兆VND(0.32%)増したのみである。

従って、資金貸出活動が、6月のように
「ヒートアップ」するほど成長することは
年末にかけて再び発生することはないだろう。

銀行の利益に関する要素は他にもある。
8月1日より、国家銀行における
ベトナムドンの準備資金の預金金利は
年間3.6%から1.2%に引き下げられ、
それに伴い、銀行の収益も大きく減少する。

そのほか、中長期貸出のための
短期資金調達率は
40%から30%に減少した。

ただ、収益を資金貸出活動に頼らない銀行は
今後も、現状と同様に成長が見込まれる

資金貸出活動以外での利益として、
近年、ACBはサービス、投資、
営業活動による収益を促進し、
資金貸出活動での収益の依存を低減している。

同様に、サービス活動による収益を
促進している銀行は多く見られる。
ホーチミンハウス銀行株式会社 (HDBank)の場合、
利益全体に対して資金貸出活動が占める割合を
70%から50%に抑制、
他行も、清算サービス、送金、保証活動を促進している。



ベトナム通信社 2009年9月16日

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