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2010年12月04日

USD不足解消に向けて


11月に開催された政府会議は為替レート、
金利、インフレに影響を与える問題を積極的に協議する内容となった。


会議ではUSD/VNDの為替レートの拡大の問題や、
非公式(自由市場)での両替活動をコントロールできないことなどが
一番高い関心を集めた。
金融市場は金利の急上昇、
銀行の間の競争により大きな影響を与えられ、
営業生産活動の拡大を睨む企業が銀行から借金できないため、
最近のインフレ上昇はこのことが原因とも言われている。

会議でGiau総裁は外貨市場の変動がマクロ経済の状況、
経済構造、国家年度予算、投資資金の導入・換金の状況などに
大きな影響を与えると述べた。
政府は国家収支がー88億USDであった昨年を分析し、
今年は貿易バランスが国家問題と考え、
「供給源を拡大し、需要を減少」する方針で金融政策を実施した。

国家銀行は今後USD化の状況を改善するとともに、
USD/VNDの為替レートを安定させるべく、
国家銀行が各商業銀行に予備資金率を上げることを求めるとした。
これはUSDを回収し、
短期間でインフレ上昇を防止する対策と考えられる。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年12月3日

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