« 2015年には企業収入税が22%まで減少 | メイン | 世界銀行が明言「ベトナム経済は最大の危機を乗り越えた」 »

2011年06月03日

明暗クッキリ ~格差激化の金融業界~


VND預金残高が大幅減は156兆VNDの数字と経済機関関係の問題が原因。

年初5ヶ月で外貨預金の残高とVNDの預金残高に大きな差が生じている。
主な原因として考えられるのはUSDとVNDにおける預金金利の違いである。

国家銀行の発表によると、年初5ヶ月での資金調達額は2010年の末より
約6.2%の増加となり、2011年の成長目標になっている20%と比較すると、
6まだ少し低い。これは国家銀行が実施した厳格な財政政策の結果である。

ベトナム経済全体の資金貸付残高は135.800兆VNDに達しており、今年の
目標である33%に相当する。ここで注意すべきことは2010年末に比べると
VNDの貸付成長率が2.59%なのに対し、外貨は18.9%ということだ。

VNDと外貨は預金残高も大きな違いを見せており、国家銀行の統計によると
銀行のシステム全体は2010年末と比べて資金調達成長率が1.48%に達し、
そのうち外貨調達成長率が18.84%、一方のVNDは-2.75%である。

つい最近になって貸付金利が高く設定されたため、企業が営業生産活動を
維持するためには銀行から資金を引き出さなくてはならない状況がある。


Sanotc.com  2011年6月3日

« 2015年には企業収入税が22%まで減少 | メイン | 世界銀行が明言「ベトナム経済は最大の危機を乗り越えた」 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー