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2011年08月29日

不動産へのFDI導入資金 記録的な落ち込み


計画投資省外国投資管理局の統計によると、年初6ヶ月で
ベトナム全国へのFDI申請額が46億9000万USD、
実施額が53億USDに達した。


うち、不動産への新規投資申請額は2億7500万USD、
増資額が3000万USD。
この申請額はこの5年間で最も低い。

Le Xuan Nghia博士-国家財政監査委員会副委員長によると、
年初6ヶ月で不動産へのFDI導入資金が急減。
2008年は不動産へのFDI導入額が記録的に高く、
236億USDに達した。
2010年、不動産投資分野は、投資額が68億4000万USDで、
最大FDI投資額を調達できた分野となった。

この様なFDI投資額の急減の原因は様々である。
中でも、主な原因は国際金融危機の影響である。
他にも、生産分野ではない分野への、
外国投資に関する政府規定No. 11/NQ -CP と
規定No. 01/ NHNN が外国投資を制限している。
銀行と投資家が資金調達の面で困難に陥り、
資金貸付活動が厳しく管理されるため、
市場全体が資金不足となっている。
多くの計画の実施が延期又は中止になるため、
不動産の価格も当然下がる。

Vina Capitalのファンド管理会社の統計によると、
6月30日まで、ベトナムの不動産への外国投資総額は
599億USD。そのうち、ホーチミン市だけで143案件があり、
投資申請額は96億USD、実施額が36億USD。

David Edward Blackhall – VinaCapital不動産担当副社長によると、
外国投資家は、不動産分野への投資を慎重に検討している。
特に、経済状況が余り良くないことが原因で、
投資家の決定に与える主な要素は、
インフレ、金利、資金の換金についてである。
その他、為替レートの急変も、外国投資家の心理に
消極的な影響を与えている。



Vneconomy.net 2011年8月29日

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