ブルーチップ ベトナム投資ニュース

VietcombankのCARは2010年1月が6.8％、2月は6.5％、
3月では7.6％にとどまり、最低比率の8％を下回った。

2010年5月20日、国家銀行は規定No. 13/TT-NHNNで
各金融機関に最低資金安全比率を8％から9％まで
引上げることを要請した。この規定は2010年10月1日に
効力を発生した規定No. 457/2005/QĐ-NHNNに代わるものだ。

だが、Vietcombankの資金安全比率は2010年10月時点では
6.73％で、11月と12月もそれぞれ6.28％と7.03％と、
規定の9％を大幅に下回っている。

原因はVietcombank民営化の試験的な実施や増資計画の延期、
株主資本の改善不足、CARの規定比率実到達などだ。
これらの問題を解決後にVietcombankは増資を続け、CARは
規定の比率をクリアした。

また、Sai Gon郵政通信サービス会社への投資案件は出資金が
1,380億VNDだったが、株式暴落後は価値が230億VNDに減った。

国家監査委員会の報告でも2010年にVDB（ベトナム開発銀行）が
無認可案件への資金貸付で181億VNDの赤字となっており、
返済期限を超過した借金が4,380億VNDあることが判明した。