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2011年05月30日

Microsoftの中国市場売上 アメリカの20分の1


中国市場での Microsoftの売上が、
アメリカでの売上の20分の1にしか達していない。
この2カ国のパソコン販売台数は同程度であるが、
中国ではコピーソフトを使用する習慣があるため、
Microsoftが大きな損害を受けている。


2010年、全世界でのMicrosoftの売上は625億USD。
そのうちの40%(250億USD)は、北米での売上である。

13億人の人口を有し、アメリカと同様の売上がある中国市場では、
2010年のMicrosoftのソフトウェア販売の売上は、
12億5000万USDにしか達しなかった。

Microsoft代表取締役のバルマー氏は、
同じ状況ならば、インド市場の売上の方が
中国より6倍高いだろう、と述べた。
理由は、インドが中国よりコピー商品の販売を
厳しく管理しているからである。

Microsoftはこの10年間、中国での著作権違反を防止するために
様々な対策を行ったてきたが、期待する結果はまだ出ていない。

また、同社は中国の各地方におけるソフトウェア合弁会社
及びR&D研究開発センター等に投資もしている。
コピーソフトを利用する設備を発見する
Genuine Advantage ソフトも導入した。

ただ、中国消費者が、厳しい規定が適用され、
Microsoftのソフトを使用しなくなれば、
別な影響が出てくるだろう。
分析者は、消費者がWindowsのソフトを使用する習慣を作るためにも、
現在コピー商品を使用している顧客を確保するべき、としている。

バルマー氏は「中国では、パソコンを1人1台所有することは
難しいが、購入する場合は、著作権があるソフトを入れるべきだ」
と述べた。



Vneconomy.net  2011年5月30日

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