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2011年08月05日

Hyundaiがベトナムに自動車エンジン製造工場を建設


HuyndaiグループはTruong Hai自動車株式会社と提携してベトナムで
自動車エンジン製造の合弁会社を設立することを提案した。


2011年6月末、Huyndai MotorとTruong Hai自動車株式会社は
Quang Nam省人民委員会を表敬訪問し、Chu Lai経済団地に自動車エンジンの
製造工場を建設する計画を提案した。

具体的な内容はHuyndaiが51%の出資を行い、Truong Hai自動車株式会社が
49%出資する合弁会社を設立するというもの。この工場では自動車エンジンを
始めとして発電機のエンジン、農作機材のエンジンと機材を製造する。
生産能力は各種エンジンで年間100台を目指し、第1段階は年間2万5,000台。
投資額は1.65億USDとなっている。

工場は面積20ヘクタールで建設され、500人の労働者(90%がベトナム人)を
雇用する予定。投資家側は投資を認可された場合は2011年末に工場の建設を
起工し、2013年の頭に活動を開始することが約束された。

製品販売については第1段階でベトナム市場を中心に販売され、第2段階では
中国や他の国にも輸出する予定となっている。

Quang Nam省人民委員会の最新報告書には「この計画はChu Lai経済団地における
国家多目的機材製造エリアの形成が前提であり、ベトナム自動車産業の形成と
開発に貢献するものである」と掲載された。

Quang Nam省によると、この計画は政府の現地調達率を拡大させる方針の実施を
支援するとともに裾野産業の開発事業に貢献し、輸出の付加価値を上昇させて
外貨収入源を構築するものであり、この投資計画に対する制度について投資家は
特別な装置を要求し、具体的には計画の実施期間と土地の使用年数を70年まで
延長することとなっている。特に、インフラ整備の済んでいる土地の使用料は
1USD/20ヘクタールで計算することが求められている。

また、税金措置については投資家が各種関連税金に対する現行の最高優先措置を
適用することを求めている。例えば、企業所得税は最初の10年間で免除、次の
9年間で50%削減、納税対象者に対する個人所得税50%削減、製品の最低70%を
輸出する企業への税金制度適用、資材、原料等の輸入税免除等である。

HuyndaiとTruong Haiはこの投資計画が予定通り実施されるため、8月4日に
投資協力合意書を締結した。

現在、Quang Nam省人民委員会はChu Lai経済団地での多目的機材製造エリアの
設立計画作成に力を入れるとともに、自動車の組み立てや機材製造、自動車の
裾野産業を開発するため、外国企業に対して投資を誘致している。

なお、Hyundai Motorの他には、 Kia MotorもChu Lai経済団地でいくつかの
投資計画を促進している。

Vneconomy.net  2011年8月5日

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