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2012年09月28日

ベトナムの広告市場、80%が外国企業のシェア


ベトナムの広告シェアはテレビが全体の78%、紙新聞が11%、
雑誌が7%、屋外広告が4%を占めている。


ベトナムの広告市場は急速に発展しているが、ベトナム企業と
外国企業の広告ではスタイルに大きなギャップがある。

その中でも特に目立つのが広告分野の構造に関するものである。
テレビ、新聞、雑誌、屋外等、広告手法の比率が全く違うのだ。

次がベトナムで活動する広告会社5,000のうち30社の外国企業。
これらが80%のシェアを占めている。

この数字が相対的に計算されたもので、外国の広告会社が全て
実務を遂行しているわけではなく、ベトナムの下請け会社を
利用する場合が多い。外国企業は戦略のみを計画して10~15%の
対価を受け取るが、実際の作業はベトナム下請け会社が行う。

特にテレビ広告のシェアは大部分が外国企業に握られており、
ベトナムの企業は互いに屋外広告のマーケットで競争している。
だが、屋外広告はシェアが4%と小さく、このために費用は
つり上がっている。

専門家によると、1枚の広告看板にかかる経費は10USD程度だが
ホーチミン市の第1地区Ben Thanh市場周辺に看板を立てる場合、
年間数十万USDもかかる。これはこの地域で一軒家を借りた時の
費用を上回る。この経費が製品の単価に加算され、最終的には
消費者の負担となるのだ。

TNSベトナム市場研究会社の最新報告書によると、年初6ヶ月で
インターネットを除くマスメディアでの広告市場は8.8兆VNDの
売上を記録している。ここで注目すべきはテレビでの広告売上が
前年同期より34%増加しているが、紙新聞・雑誌での広告売上は
逆に減っているということだ。

同社の統計はベトナムでテレビ放送されている60チャンネルと
67紙の新聞を対象に調査された結果である。専門家はこの数字が
市場の80~90%を反映していると述べている。

広告市場では特にテレビでの売上が年々拡大しており、2011年の
約5億USDが2013年には6.37億USDに増えた。

Vneconomy.net  2012年9月27日

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