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2008年12月02日

ベトナムの新年


テト(旧正月)はベトナム最大のお祭りである。
時期は2月で、休みは5~6日間続く。
テト前には、家族揃って土産交換をし、
お祈りをし、去年の厄を祓って、
良い新年を迎える準備を行う。
もちろんご先祖様へのお祈りも行う。

テトの準備は祭りの数日前から始まる。
まず家や家財道具をきれいに掃除する。
新年用の買い出しに行けば、
買い物客で道はごった返している。
他にも、去年の借金を清算する。
親はテト用に子供の服を新調する。

飾りつけは、地方によって特徴があり、
主に飾る花の種類が変ったりする。
祭壇には5種類の果物がお供えされる。
バナナ・オレンジ・キンカン・
グループフルーツ・シトロンである。
果物にはそれぞれ意味があり、
グループフルーツは幸運、
バナナとシトロンは保護で、
キンカン・オレンジは成功と金という意味である。

テト用の料理も地方色があり、
どれも準備に数日を要する大掛かりなものだ。
しかし、最近では出来合いを買ってくる家も増えている。

テトの祭りは、ベトナムカレンダーの
12月30日の0時からはじまる。
その日は「Giao Thừa晩」と呼ばれ、
新年を迎えるための一番神聖な時間である。
線香に火を灯し先祖に祈りをささげ、
来る新年が良いものであることを願うのだ。

テト初日は家族の日である。
子供は年配者にお祈りをし、お年玉を貰う。
ベトナムでは新年に他人の家を訪問すると、
その家の運気に影響が出る、と考えられているため、
新年は、客を招待しないし訪問もしない。
掃除も幸運を吐き出してしまうからタブーである。
後日改めて、いとこ・友人・先生を訪問するのである。
(フン)


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