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2009年08月21日

HCMC食料品販売規制


HCMC食料品販売規制
ホーチミン市で、届出をしていない者による
食料品販売禁止令が発令。
だがその後、市民による猛烈な反発に合い
1週間の内に再考することとなった。

背景
 発令目的
  ①危険な食料品の取締り
  ②道路の管理
 再考理由
  ①多くの販売者が違法となる
   →彼らの生活が成り立たない
   (費用、手続き面で届出が困難)
  ②市民の不便

国民の安全

先日も、とある村で、主婦が販売した
小ナスの漬物による集団食中毒があった。
ベトナム国民さえ信じていない、自国の食の安全性。
向上のため規制をしくのは当然。
交通にマナーもなにもない国では、路上販売を
規制するのも運転手、販売者の安全を守る事である。

安易な法令
届出をしていない業者の多さ、手続きの難しさ、
スーパーマーケット(届出済)商品の高値、
どの側面をとっても市民の反対はたやすく想像できる。

目的は正しくも手法が伴わない法令。
ベトナムに限らず法令とはそんなものだろうが
1週間で再考を余儀なくされるのはいかがなものか。

再発令に向け
手続き・費用面の見直しはさることながら・・・
 ・生産の規制、取締り、管理
 ・生活地区と食料販売(日用品)場所の統制
 ・余裕をもった執行
 ・市民への理解呼びかけ
再発令に向けできる事は多々。

安全な食物を手にできることは大歓迎だが
大手スーパーの進出にシャッター商店街といった
日本の二の舞は悲しい。
ベトナムの道端から売り子さんが消えてしまうのは
情緒も欠けるというもの。

あるべき形での再発令がなされるよう、期待する。

(福田)

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