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2009年09月04日

迷信の国ベトナム


母乳育児推進活動
先日、日本のニュースサイトに
『藤原紀香、「おっぱいは本当にすごい!」』
とキャッチーな(?)題名の記事が載っていた。
内容は、国際NGO実施
「母乳で赤ちゃんを守る~OPPAI PROJECT~」
(母乳育児を推進する活動)で
ベトナムを訪れた藤原さんが母乳の優秀さに
コメントしたもの。

ベトナムの慣習
記事によるとベトナム母乳育児の普及率は16%しかなかったらしく、
その理由は「母乳だと成長が遅くなる」から。
先進国では否定されている間違った思い込み。

ベトナムには、そんな慣習がたくさんある。
例えば・・・
 ・妊婦が食べると良いといって多量に食べさせられる物
   アヒル?だかの卵
 ・野菜を洗浄する機械 
   オゾンの力らしい
 ・鳥インフルに効く薬
   根拠がなくこの宣伝文句は禁止に

迷信と科学の融合
毎日占いをして、その日の悪い方角に
一切足を向けないおじいさん、
まじない師による性別判断を信じる妊婦、
迷ったときは決まって占い師を尋ねるOL、と
ベトナムでは、いまだにまじないや言い伝えが
日々の生活に深く根付いている。

昨今の科学の発達により、まことしやかに
科学的根拠を語った商品も登場し、
どこまでが迷信でどこまでが事実そうなのか
わからなくなっている。
奇抜な製品を否定することもできず、
かといって信用もできず・・・
迷信の標的になったベトナム在住日本人、
苦労した方は少なくないであろう。

正しい知識を
しかしながら、母乳に対する思い込みや
薬に関する触れ込み等、身体に大きくマイナス影響を
及ぼす迷信があるのも事実。
先進国が(迷信を乗り越えて)証明した事実を
発展途上国に広めていく活動は、発展途上国民の
健康の質を高める上で非常に重要であり、
また先進国の使命でもある。

ベトナムですから・・・
啓蒙活動を支援するのは当然。
正しいことが正しく行われることを歓迎する反面、
なんだかよくわからないが驚かされ、
個人の発案か代々の言い伝えか曖昧、
つっこみどころ満載、ベトナムワンダーランド。
不思議な迷信の数々、
なくならないで欲しいとファンは願うのである。

(福田)

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