私的ベトナム
特別号発行に当たり『日本から見たベトナム』というテーマを突き付けられ、
色々と考えたが、なかなかネタが浮かばない。
そもそも、この仕事を始める前、私はベトナムについて全くの無知だった。
（今はどうかといえば、これも怪しいところだが…。）
ベトナムがどの辺りにあるのかさえ曖昧で、
ベトナムやタイ、インドネシアの違いがよく分からなかった。
唯一の接点といえば、ベトナム料理。だが、これも、
ベトナム料理、タイ料理の違いが分からず、同じ物だと思っていた。
少し前にアジア料理の本を見つけ、手にしてみると、ベトナム料理、タイ料理、
インドネシア料理（？）と、目次が細かく分かれていてとても驚いた。
日本で食べる時には、一々どこの国の料理かなんて気にもしていなかったからだ。
「それ系」の料理の中でも、私が大好きだったのが「生春巻き」。
日本の居酒屋で食べたので、日本人向けにアレンジした味だったのかもしれないが、
一時期すっかりはまってしまい、週に一度は生春巻き、という日が続いた。
アジア料理の本で、生春巻きがベトナム料理だと知った時、ベトナムには
美味しいものがあるんだな、と思った。前回のメルマガでフォーのレシピを
掲載した時も、見た目だけで絶対美味しいだろうと思った。
インドネシアに旅行した時も、料理が口に合い、食事が楽しみだった。
最近は、色々な雑誌の中でもベトナム料理をはじめ、アジア料理が
取り上げられているのを目にすることが多く、日本では小さな（？）ブームに
なっているようだ。レシピに掲載されている食材も、今では容易に手に入る。
アジア料理は全般的に日本人の口に合うのだろう。
ベトナムのことを書こうと思ったのに、アジア料理の話になってしまったが、
料理が似ているので、インドネシアとベトナムは同じだろうと思いきや、
ニュースサイトの掲載を担当するうちに、私が旅中に見たインドネシアと、
ベトナムとでは大きく違うことがわかった。
ベトナムは著しく発展している。
ニュースを読むと、それが手に取るようにわかる。写真で見れば街並みも
整備され、今後、更なる発展が期待できる国であることは間違いなさそうだ。
今度生春巻きを食べる時は、ベトナムの街並みと経済について思いを馳せながら
味わってみようと思う。
株式会社ブルーチップ・コンサルティング 佐藤
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