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2008年07月14日

【週間分析レポート】


1)市場全体

財務諸表提出遅延という問題

今後の1、2週間に各企業は、
国家証券委員会へ第2四半期の財務諸表を提出する。
この財務諸表は、
投資家がマクロ経済の変動からあまり影響を受けない
潜在的な銘柄を選択する重要な情報である。
しかし、上場企業の財務諸表提出遅延という
ずっと前から証券市場で存在している問題は、
最近再び流行っている。

通常、年間財務諸表提出遅延の理由は、
ベトナムでの会計監査会社の数が、足りないということである。
一方、四半期財務諸表提出遅延の理由は、
それより多様である。
それらは会計部門のパソコンがウイルス感染
(BBTは1年未満に2回ほどこの理由で説明した)、
会計ソフトのトラブル等。
情報の明白性は市場の発展へ大きな影響を与える。
上場企業の数が増えるに伴い、
情報公開についてより厳しい規定を出すべきだろう。

ガソリン代を引上げるか?

市場は、ガソリン・オイル代と
他の一部の切要な品目の価格を引上げる情報について
引き続き待っている。
6月の、マクロ経済の積極的な兆しは
この間の市場の回復を引起した主な原因と思われる。
ガソリン・オイル代引き上げは下半期のインフレ状況へ
大きな影響を与える。
先日の記者会見で、工商省の副大臣はガソリン・オイル代を
年末まで維持すると発表した。

2)ホーチミン証取

先週、VNインデックスは最初営業日で小幅調整し、残りの4営業日で続伸し、
450ポイントレベルを突破した。
前週末と比べ、VNインデックスは16.95ポイント(3.85%)上がった。
先週の市場取引の総売買高は8,270万1,370株に達し前週比64.8%増。
総売買代金は2兆6,993億ドンに達し前週比96.3%増。

先週、海外投資家は大きな売買を展開したが、
全体では780万株(4,570億ドン)を買越した。
最も多く買われた銘柄は、DPM、SSI、PVD、VNM、HPG等である。

VNI_chart080714.png

3)ハノイ証取

先週、VNインデックスと同様、
HASTCインデックスは最初営業日で小幅調整し、
残りの4営業日で続伸した。
7月7日、市場全体の売買高は1,722万株に急増し
前日の売買高の5倍弱に達しここ1年の最大となった。
前週末と比べ、HASTCインデックスは3.84ポイント(2.97%)上がった。
先週の市場取引の総売買高は
4,346万600株に達し前週比77%増。
総売買代金は1兆1,233億5,900万ドンに達し前週比112%増。

HASTC_chart%20080714.png


4)コメント

今週、VNインデックスは小幅続伸する可能性がある。
一部の上場企業は規定期限(7月25日)前に第2四半期の業績を公開した。
年初6ヶ月で経済が不況に陥り
銀行システムが多くの困難に会っていた背景、
これらの好業績は一部の投資家を疑問させている。
しかし、業績を公開した一部の企業は
全ての上場企業を代表することができない。

また、経営業績が影響を受けた企業は、好業績がある企業のように、
業績を期限前に公開する動機がない。
上場企業の第2四半期業績公開からの反対な影響は
いつでも市場を反落させる要素になれる。
投資家は市場の群集心理に従い投資する代わり、
銘柄選択を詳しく考慮する方が良いである。
(終)


出典:FPT証券


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