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2008年09月15日

【金融】不動産投資貸付は心配しすぎる必要ではない


不動産投資貸付という問題を巡って、国家中央銀行のホーチミン支部の
社長であるホー・ヒュ・ハイン氏は、”不動産投資貸付は大きく減少した。
現在、一部の銀行は不動産投資への投資を慎重な選定で再開している”、
と言った。

不動産投資貸付の分類は必要

この前、不動産投資貸付を分類せず、工業団地投資貸付、オフィスビル
投資貸付、アパート投資貸付、割賦償還による住宅購入貸付、
家建設・修理貸付等の全ての不動産投資貸付を1種にまとめた。
このうち、実にインフラ建設・工業団地建設・オフィスビル建設等への貸付は
経済を発展させるためなので、不動産市場の変動からあまり影響を受けない。
よって、正確な分析が出来るため、不動産投資貸付を分類すべきである。

1つ目は、事業展開開始時の貸付(土地収用活動を含む)は銀行に
止められている。2つ目は、担保による住宅購入貸付の場合、借入者は
借入金額よりかなり大きい価値がある財産で担保しなければならない。
借入者は本当な住宅需要がありローンを返済する能力があるので、
この場合は心配する必要でない。この貸付は総貸付の大きい割合を
占めている。
心配すべきのは、投機するための借入、借入資本から形成した財産で
担保するということである。しかし、この貸付はそんなに大きくない。
特に、不動産市場が年初に困難に会った時、多くの銀行はローン回収を
主動し、又は借入者はローン返済のため、自分で解決した。
ローン返済のため、損失を認めて売却した場合が多くある。

2008年初、ホーチミン市での不動産投資総貸付は86兆ドンで、
総貸付の20%を占めた。しかし、現在この数字は57兆ドンに減って、
総貸付の11%しか占めない。
不動産投資貸付の割合は僅か11%のみで、心配する問題でないだろう。

不動産投資貸付減少の理由

金融引締め政策が適用された後、銀行は開始したばかり事業への
貸付を止めた。同時、銀行は展開中の事業への貸付を拡大し、
完成させて貸付を回収した。
また、投機するために資本を借入れた多くの個人投資家は、
高い金利に耐えれないので、不動産を売却しローンを返済した。
この売り投げは年初の数ヶ月で不動産価格を大幅下落させた。
一方、一部の海外投資家は良い不動産を手に入れるため、
不動産会社へ資本を投入した。これらの動態は、不動産投資貸付を
30兆ドン弱減少させた。

銀行での担保資産

銀行での担保資産の大部分は不動産である。不動産価格が落ちて、
企業が困難であるので、銀行は貸付を回収するため、担保資産を
売却せざるを得ないことは不動産市場へ圧力を与えると言われている。
しかし、これは心配し過ぎることである。
担保資産の売却は手続きが非常に複雑、時間もかかる。また、これは
銀行の目的ではない。よって、借入者が困難にある際、銀行は彼らへ
サポートする。
一方、この間、不動産価格は大幅下落したにもかかわらず、これは
新都市の不動産のみである。市内の不動産の価格はあまり変わらない。
銀行に担保を受取られた不動産は殆ど市内の不動産である。

不動産投資貸付は再開するか?

主張はかなりはっきりである。銀行は不動産投資貸付には柔軟に対応する。
銀行は展開中の事業を完成させるため、資本を貸付する。
現在、金利が高いため、資本借入の需要はまだ増加しない。
しかし、インフレは抑制されているので、ベースレートは切り下げられる。
不動産事業へ投資する際、数ヶ月の金利を見て高すぎて出来ないと
判断すればなかなか成功できないだろう。

ホーチミン市では、年初8ヶ月の貸付の増加率はかなり低かった。
(2007年末比19.1%増)。
2008年の貸付増加率の限界は30%レベルで抑制されているが、
この政策を柔軟に実施すべきである。
年末の数ヶ月で、貸付縮小は最優先すべき課題ではない。
逆に企業及び展開中の事業へ資本を充実に
供給することは重視されるだろう。

(終)
出典 : Website Tuoitre.com.vn


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