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2008年09月22日

【金融】ベトナムは金融引締め政策を維持すべき


オ・シー・キェム博士によると、
政府はインフレ抑制のため、年末まで金融引締め政策の維持をはかる。
サブプライムローンによって発生したアメリカの金融危機は、
全世界の金融システムへ大きな影響を与えている。

金融市場の管理強化

国家金融政策コンサルタント部のメンバーである
カオ・シー・キェム博士によると、
アメリカの金融危機はベトナムに直接甚大な影響は与えないとのこと。
しかし、アメリカでの金融危機は大きな事件であり、
金融・銀行市場の監督を強化すべきである。
“インフレが上昇によりローンの返済危機に直面し、
銀行システムや経済へリスクが広がった。
こうした中、アメリカ投資家(又その関係の投資家)は自分を守るため、
いつでも資本を引っ込め、外資系の一部銀行・ファンドへ影響を与える恐れがある。
このことは、外国より弱体なベトナムの銀行システムのリスクを増加させる”と、
キェム博士はコメント。
先日、アジア開発銀行はアジア太平洋地域についてのレポートで同様な警告を出した。

柔軟的な政策

アメリカでの金融危機が起きる前、
多くの経済専門家は金融政策を緩和する可能について議論していた。
しかし、カオ・シー・キェム博士は、今から年末まで、
政府はインフレを抑制、マクロ経済を安定させ社会治安を確保するため、
金融引締め政策を維持することを推進する。
しかし、企業の快適な投資環境維持のため、政府は多くの懐柔策を適用する。
“ベースレートに直接干渉しないが,
10月中に国家中央銀行は各銀行がコストを削減、貸付金利を引下げの支援をする“
と、カオ・シー・キェム氏は言った。

一方、中央経済管理研究所の経済加入政策研究部の部長である
ボー・チ・タイン博士によると、
生産経営活動及び社会費用へ与える影響を縮小するため、
マクロ政策とマイクロ政策を柔軟に組合わせるべきであるという。

ということは、例えば、チャ・バサ魚購入用の借入の金利を引下げる等、
的確な柔軟策を出さなければならない。
アメリカでのサブプライム貸付を行った銀行と
ベトナムとの間の密接な関係はないが、
一部の専門家は、ベトナムは不動産市場に関する貸付を
うまく処理すべきであると警告した。
 
(終)
出典 : Cafef.vn


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