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2008年10月10日

どの分野の株式が魅力的?


strong>証券市場が低迷している現在、
全ての株式が投資家に対して利益となるかが問われている。
従って、利回り率が高い分野の株式に投資することは投資家にとって
極めて重要なことである。

世界の金融界に起きた「台風」は
直ぐにベトナム資金市場(直接投資資金及び間接投資資金)に影響を与えた。
当然、間接投資資金を調達する証券市場は一番最初にこの影響を受けたが、
そのために投資家が証券市場から追い出されたわけではなく、
短期の困難の背後には長期的投資への良いチャンスが隠されている。

また、金融、銀行分野の株式は今まで「王様の株式(有価株式)」といわれたが、
この金融危機で魅力が激減。不動産市場は銀行の資金に大きく関係するので、
不動産分野の株式は下落するはずである。銀行が厳しい金融政策を実施すると、
不動産市場に暗い影響を与える。実際、ベトナム不動産市場はこの数ヶ月で硬直している。

2008年9月上旬からのベトナム市場下落の背景において、証券、銀行又は不動産分野の中で
どの株式を選択するべきかわからない。
金融難が全ての上場株の株価に影響を与えているからである。

安全な「避難」の場所

世界経済全体をみすえ、ベトナム市場の今後の発展を考えると、
食料品及び肥料品の分野の株式は高値で安定し、長期的な投資家にとって
「安全な避難の場所」である。実際、世界経済の状況は暗くても、
食料品は全社会で必要なものであり需要はある。

また、肥料は一般の農業分野にとって必要である。実際、ベトナム肥料市場では供給源が
常に不足するので、肥料の値段が上昇している。
2008年の年初7ヶ月でこれらを販売する企業は国内の需要に対応するために
250万トン以上の肥料を輸入しなくてはいけなかった。
その他、現在、肥料生産・輸出入分野の企業は優先的に資金を借りられ、
優遇な金利制度を受けられる。

今朝の取引では、ベトナムミルク株式会社のVNM銘柄及び石油肥料・
化学物株式会社(DPM)は上場の株式のリーダーである。
具体的に、VNMは一株4000ドン上昇し、 DPMが1株1500ドン上昇した。
それは食料品及び肥料分野に対する投資家の高い関心を現す。
実際、HOSEではDPMが市場で一番流動性が高い銘柄であり、
時価総額が約22兆ドンである。
この株式はベトナム証券市場で最大時価総額を持つ。
DPMと共にVNMは時価総額が17兆ドンであり、
ベトナム証券市場で最大時価総額はNO.2である。

その他、投資家の関心が集まる分野はゴムである。
インフレが高く上昇する背景において、
他の生産分野は原料の調達費により大きく影響を与えられる。
ただ、ゴム分野の企業は一番冷静である。
ゴム加工分野は原料の上昇にあまり影響を与えられない。
その中、人件費はゴム生産・加工企業の競争力である。

マクロ経済による影響を受けないゴムはベトナムの主力的な輸出製品である。
Tay Ninhゴム会社(TRC)、Dong Phuゴム会社(DPR)等の会社は楽観的な営業状況を
報告したが、これらの会社の株式が証券市場で「ホット」な商品ではない。
Da Nangゴム株式会社(DRC)、Dong Phuゴム株式会社(DPR)、
Thong Nhatゴム株式会社(TNC)、Hoa Binhゴム株式会社(HRC)、
Tay Ninhゴム株式会社(TRC)の安定性は高い。

ただ、マクロ経済による影響を余り与えられないが、
ゴム企業は輸出値により大きく影響を与えられる。
東京では円高、及び金融危機の影響のため、ゴムの値段が5日間連続値下げをした。
10月8月の午前、東京において、引き渡し時期が2009年3月の契約について、
ゴムの値段が1キロ11.5円を下げ、212.6円になる。
ただ、ベトナムのゴム分野の主な競合先であるタイのゴムは長期的な乾季で
生産量が厳重に減少しているので、ベトナムゴムの発展チャンスになっている。

海運サービスは「ブーム」のように発展すると予想される。

上記の分野の以外に、海運分野の株式は長期投資家にとって魅力的な投資分野である。
Sai Gon- Ha Noi証券株式会社の分析部によると、ベトナムの海運分野の発展潜在力は大きい。
ベトナムは有利な地理的条件を持ち、
政府も国家海運分野を国の経済発展のために先端の工業分野として集中的に開発している。
ベトナム経済は発展することによってベトナムと各国との貿易も促進され、
ベトナム海運分野がもっと発展される。ベトナムの輸出量は2010年まで10800万トン、
2020年まで21000万トンを達すると予想される。
これらの状況は海運工業分野が急速に発展する根拠である。

上記の有利な要素のほか、輸出活動及び海運活動を促進する趣旨を持って、
ベトナム政府は海運分野に対して優先的な資金貸出制度及び金利制度、
その他の発展政策を適用する。

実際は上記の分析の通りになると、PJT, PSC, PTS, PVT, SFI, VSP, VTO等の上場の
海運株式は投資家にとって魅力的である。
実際、これらの株式は営業効果で魅力を作った。
具体的に、ベトナムで「大規模な運搬」会社であるVinashin石油投資運搬会社は
2008年の年初6ヶ月で2037.5億ドンもの利益を達したことは印象的であり、
今年の計画の107.7%である。その他、ベトナム海運国営会社の子会社である
Sai Gon海運株式会社(銘柄:SHC)も印象的な営業成績を達した。
この会社は上半期で100億ドンの利益を達し、今年の計画の74.26%である。

このVSPとSHCの以外に他の会社の流動性も海運分野の安定性及び発展展望により高い。


Infotv 2008年10月10日


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