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2008年11月04日

小規模銀行 増資か、合併か


商業銀行へ1兆ドン増資締め切りまで後2ヶ月。

国家銀行の情報によると、
2008年10月末まで資本金を1兆ドンまで増資できない商業銀行は9社。
これらの銀行はDe Nhat銀行 (FCB)(現在の資本金6090億ドン)、
Gia Dinh銀行 (GiaDinhBank) (現在の資本金5000億ドン)、
Thai Binh Duong銀行(Pacific Bank) (現在の資本金5660億ドン)、
My Xuyen銀行(MXBank)(現在の資本金 5000億ドン)、
Petrolimex銀行(PGBank) (現在の資本金5000億ドン)、
Kien Long銀行(現在の資本金5800億ドン)、
Viet Nam Thuong Tin銀行(現在の資本金5040億ドン)、
Dai A銀行(現在の資本金5000億ドン)、
Dai Tin銀行(現在の資本金5040億ドン)。

Giau国家銀行総裁によると、各商業銀行増資は計画通りに実施されている。
現在、上記の銀行はまもなく増資手続きを完成。

「数社は追加発行を通じ増資のため、国家証券委員会の承認を待っている。」

困窮する増資計画

大規模銀行は規定通り増資完了したが、
小規模銀行は1兆ドンに増資するために必要手続きの最中。
ただ、現在の証券市場において、追加発行方式で増資する銀行が困難に直面している。

Nghia-Bien Viet証券株式会社副社長によると、
現時点では銀行増資は非常に困難。

「多くの銀行の株式は未上場市場で額面より低く下げたが、取引量が少ない。」

意見を同じくするEuro Capital証券分析部によると、今は追加発行方式で増資のタイミングではない。

原因は証券市場がまだ大きく変動し、供給・需要差に直面する。
まもなく上場予定の大企業(HAGL,SHB等)及び追加発行企業、IPOは多い。

現在、未上場市場にて銀行分野株式は下落している。流動性が高い株式以外は殆ど取引がない。
多くの株式は額面取引されている。
現在、投資家の投資資金が大幅減。大量資金は証券に投資され、
未上場市場で確保されている。数社は営業資金のために市場から資金回収している。

そのほか、Euro Capital分析部によると、
今増資は小規模銀行が他の大規模の銀行及び外国銀行と競争可能なこと、
より良く発展できることを保証できない。

この分析部によると、
資本金の規模は競争力を高める重要な要素ではない。
経営及び営業戦略が一番重要。
従って、額面で増資しても銀行の株式が投資家に注目されず、増資効果には疑問が残る。

最近、ACB, STB, Bắc Á, Eximbank等の銀行は余剰資金及び利益を使って増資する。
基本的に増資による主資金規模変動がなく、流行株式を増加し、
1株当たりの収益(EPS)を減少させるだけである。

リスク回避には

今回の増資のリスク回避のため、各銀行は株式売却方式を多様化するべき。
例えば、ベトナム戦略パートナー、外国パートナーの探究、機関投資家へ個別株式発行等。.

世界の金融市場大規模変動の一方、ベトナム銀行のサービス分野の発展潜在力は
外国銀行にとってまだ魅力的。
日本、中国、シンガポール等のアジアにおける銀行はアメリカの金融危機によりあまり影響されず、
今戦略投資方式を通じ急速発展の時期より有利な環境で他の国に導入することが可能。.

その他、ベトナム商業銀行は変更債券発行も可能。
従って、現在の経済状況で投資家に安定的収益を作る。
又は、増資の魅力的効果のため効果的な資金実施計画、明確な上場計画、
追加発行株式の流動性を上げる計画を作成、公表するべき。

Thanh-Gia Phat証券株式会社副社長によると、
増資は義務であり、銀行の規模及び競争力を上げるために必要。

従って、なぜ各銀行は積極的に合併のことを考えないのだろうか。

合併後、各銀行は実力を上げ、既存株主に対する出資圧力がなくなり、
外国投資家による株価下げに関する圧力がなくなる。
「小規模銀行合併はマレーシア、タイ、フィリピン等のベトナム近所国で成功している。」

Nghia氏によると、国家銀行は各銀行リスク軽減のため、増資期限延期を考えるべき。

従って、Nguyen Anh Minh-Pacific Bank会長は証券市場を通じる増資計画が成功するかは
投資家次第。各銀行は一番効果な増資方式を適用する。

「成功する銀行も、失敗する銀行も出てくるだろう。」


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