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2008年12月03日

経済衰退の防止5つの方策


12月1日と2日の両日、
ベトナム中央政府は
経済衰退の防止対策に関する会議を開いた。

今年11ヶ月間での工業生産総額は600兆ドン以上に達し、
前年同期より15.6%増である。
また、米の生産量は890万トン以上に、
外国直接投資資金は100億ドル以上で
前年同期より44.2%増加した。

同期間での調達資金が16.3%増加している反面、
輸出額は連続的な減少傾向にある。
具体的には、11月の輸出額は48億ドルで、
前月より4.8%減少している。

商工省の見解によると、
輸出は非常に困難な状況で、
2009年の輸出目標720億ドルに達しない可能性もあるという。
その他、2009年には、
原材料価格が2008年よりも30%~50%下げるという
生産関連の発展に対する有利な見解も示している

この報告を受け、各政府中央委員(大臣)が協議をし、
最後に、Nguyen Tan Dung首相が結論を出した。
12月以降、
各省庁は経済衰退を防止するために主導的に対策を実施し、
経済成長を確保し、社会安全を保障する必要である。
というものである。

以下は、経済衰退防止に対する首相の主な対策である。

一) 営業生産活動および輸出活動を促進する。
生産営業機関、労働者、農民、生活弱者に対して、
課税優遇制度、資金貸出、借金の返済延期、植物種協力等の
政策を実施する。

二) 国家予算での投資、消費の需要を拡大させる。
国債およびODAの実施を促進する。
1.5兆ドンの国債で、洪水による罹災の復旧を速やかに行う。
外貨準備資金の一部を使って緊急需要に対応する。
国営企業の優良案件を引き続き実施する。

三) 生産・営業の促進、消費需要の拡大、
社会安全保障のための柔軟で効果的な金融政策を実施する。

国家銀行は適切な為替レート、金利を確定し、
企業、特に中小企業に対して信用資金調達の機会を創出する。
金利政策を柔軟的に調整すること、
また、企業の経営難をフォローすることが
国家商業銀行の主な任務である。
財務省は、各企業の生産営業活動を促進するため
早期に、税の減免を提案する。

四) 幅広く手厚い社会安全政策を実施する。
2009年の年初より、財源難である61郡に対して
支援、投資政策を作成、実施する。

五) 新しい状況に対応する決定的な指導を実施する。
予想、分析の作業を統括的・主導的に実施し、
常に各省庁に通達する。

首相は
「行政手続の簡易化、特に、基本的な投資建設を優先し、
建設用資金を早期に出資できるようにする」と強く述べた。
また、同会議において、
Dung首相と各大臣の、
各種の案件に対する入札指定権限、入札主催権限の
強化が決定された。
これにより、
へき地医療、教育に関する50億ドンの案件に対しては
入札指定の必要がなくなり、
投資家自身により決定することとなる。


Vneconomy.net 2008年12月3日


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