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2009年08月29日

Standard Chartered ベトナム経済発展楽観視


今週発表された報告書の中で、
Standard Charteredは今年のベトナム経済状況に関する
楽観的な評価を掲載した。


同報告書によると、
2009年のベトナムGDP成長率は4.2%に達し、
2010年には5%に達すると予測される。

Tai Hui-Standard Chartered東南アジア経済研究部長によると、
ベトナム経済が安定的に発展しているので、
ベトナムドン切り下げの危機が減少している。

国内消費増加で経済が成長する

2009年第2四半期のGDP成長率が3.9%に達し、
1年前の成長率より高く、2009年第1四半期の3.1%より高い。
この成長は主に国内需要の増加による。
Standard Charteredの分析によると、
ベトナム経済は国際経済の回復、
8600万人の人口を有する国内需要の増加、
中央銀行が1月から現在まで公定歩合を7%で維持することにより、
有利な環境で発展している。

これは、世界中の消費需要が急速に減少する背景において、
ベトナム政府が国内消費需要引き上げ政策を実施したことが
正しいと結果に現れた。
経済危機が世界の消費に影響を与え、
どの国でも輸出が記録的に減少している。
この状況に対応するため、多数の国が輸出を補足するために
国内需要の引き上げ対策を適用した。
外国へ輸出する商品を国内で販売することを促進する。
8600万人の人口を有することを利用し、
ベトナムは国内需要引き上げ政策に成功した。
この成功は小売販売及び輸出のデータに現れている。

2009年7月の小売の売上は前年同期より19.97%増加、
6月も21.44%増加した。
輸出状況も少しは改善されたが、まだ暗い。
2009年7月の輸出額は前年同期より24%減。
ただし、この状況は世界中の状況である。
Standard Charteredは
「政治が安定し、人口が多いベトナムは
多数のアジア企業に今後の生産地として注目され、
発展展望が大きい。」と評価した。

「ベトナム消費者はインフレの急速な減少、
合理的な金融政策により利益を得ている。
これらの要素はベトナムの今後の経済成長にとって重要な柱である。」
と評価した。
2009年7月のCPIは6月より0.52%増加。
2008年7月より3.31%増加するが、
2008年の数字よりかなり小さい。

ベトナムドンの展望

Standard Charteredは、
「ベトナムドンの価値がなくなる危機が減った。
超過輸入額が少なくなり、経済が発展している。
今年のベトナムの超過輸入額は70億ドルになる。
去年の超過輸入額は175億ドルであった。
今週、ベトナム統計総局は年初8ヶ月で
超過輸入額が51億ドルと発表し、
この額は1年前の額より67%減った。」と分析した。

Standard Charteredの予想によると、
VND/USDの為替レートは、
2009年第3四半期末に17,900VND/USD、
第4四半期末に18,200VND/USD、
2010年第1四半期末に18,200VND/USD、
2010年第2四半期末に18,400VND/USDになる。
つまり、Standard Charteredはベトナム経済状況に対して
楽観的な評価をした。
ベトナム市場が積極的に動き、
経済危機に対する政府の政策は良い成果を果たしている。



InfoTV 2009年8月28日

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