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2009年10月13日

データ集積の重要性 外国投資の確保に向けて


近年、多くの企業がデータ集計への投資を重視すうようになった。
国内の需要増加と共に、国際供給会社の関心も高まってきている。


約5年前のWTO加盟により、ベトナム参入する外国投資家が
増加するに伴い、データ供給サービスに対する需要も高まり、
こうした集計サービス市場が、
2009年にはブームになると予測された。

一方で、ベトナム企業は一様に、
データベースの安全確保に関する需要が高まっている。
特に、財政、保険、通信、石油、製造分野である。
中でも、財政・銀行セクター、先駆けとしてデータ集計業務に投資してきた。

分析データとIDCの予想によると、
今後ベトナムでは、通信技術の消費の50%が
データ集計センターの建設に使用されるのだという。
2009年、国際経済危機の影響はまだ大きいが、
ベトナム市場は成長を続けており、
2010年からは経済も回復軌道に乗り、
アジア一高い成長率を達することも予測されている。

データ集計センターへの投資調達に関する期待も高まりを見せている。
大規模外国投資案件の実施、
各情報通信会社の3G通信ネットワークへアップグレードさせる需要、
政府のインフラ整備への投資計画実施、
民間セクターの消費力回復などが、
今後のベトナム市場を大きく支える要素となってくる見込みだ。

ただ、企業の調査結果に対する、
ベトナムのデータ集計の持久力はまだ弱い。
なぜなら、インフラの未整備等により、
効率的な集計機材が不足する状況にあるからだ。
それにより、国内にあるデータ集計施設の多くが、
基準を満たさない状態にあるが、
この分野に対する国際基準は非常に厳しくなっている。

ただ、多くの企業がデータ集計の重要性を認識しているので、
近年、データ集計施設への投資を重視しつつある。
2007年から現在までで、データ集計に投資した企業には、
Vinetworks、DotVN、GDS、VNPT、CMC、ODS、
Vinadata、FPT、Viettelなどがある。
中には、長年活動している件や、まだ準備中の案件もあるが、
投資家の動きは、将来にわたるデータベースの確保を
期待するものになっている。

他方、Cisco、Intel、HP、IBM、EMC、APC、Juniper Network等の
国外大企業も、積極的にベトナムのデータベース確保に関心を寄せており、
データ集計施設の役割を宣伝し、
投資家に支援するなど、投資機会を探している。
VinadataにおけるCiscoの応用センターや、
Quang Trungソフトウェアパークのセンターが
都心部初のEthernet ネットワークに設けられ、
MPLS技術の応用を行っている。

Quang Trungソフトウェアパークのデータ集計施設は主に、
ソフトウェア会社やホーチミン市行政機関の通信活動に
サービスを提供しているが、
Vinadataは商業市場に向けた初のデータ集計施設となっている。
これもCiscoの技術を応用した、TIA-943基準で設計されたもの。
独立のデータ集計施設のモデルが誕生したことにより、
データ集計市場に新風が吹いている。
これまで、データ集計といえば、殆どが
インターネット会社に頼る状況であった。

日本のNTT Comが真っ先にベトナム郵政通信公社(VNPT)と提携し、
全世界データサービス会社(GDS)を設立、
ハノイ市のデータ集計センターに投資していることのほか、
10月中にホーチミン市で
第2のデータ集計センターを開始することを発表している。
Atsuhiko Sata-GDS社長は、
この投資は、日本投資家の需要に対応するためである、と語っている。

GDSの調査結果によると、
実際、多くの外国投資家が停電、ネットの接続中断事故により、
通信ネットワークとデータのアップデートを維持する苦労を強いられてきた。
そのため、国際基準を満たすデータ集積が施設が、
企業にも求められたのである。

同時に、でのネット検索のアクセス数も増加しているため、
これらのデータ集計が、ネット活動の安定した情報提供の基礎となるだろう。
顧客に対するサービスは英語、日本語、ベトナム語で提供される。
NTT Comは、ハノイ市でThang Longデータ集計センターの
整備を行った後、自社の投資情報の発信を始めている。

これらの傾向と共に、財政企業セクターも
データ市場に参入している。
自己分野のシステム管理に対応するため、
投資銀行のデータ集計施設を設計、
国際金融システムに接続すると共に、
新技術にも対応できるように投資を行っている。
特に、銀行は自社のデータ集計を作ることが流行してきている。
最近では、Sacombankのセンターが誕生した。
このセンターの最初投資資金は300万USD、
国際基準を満たすつくりになっている。

現在、ベトナムにおけるデータ集積サービスを提供する会社は、
SPT、 Viettel、VDC、FPT等のインターネットサービス会社となっている。
先日、独立のデータ供給サービス株式会社(ODS)が
ホーチミン市で始まり、
今後、ハノイ市でもそれらへの投資を行うことを発表している。
FPT Telecomも早速ホーチミン市、Binh Duong省、Hanoi市等の
大都市圏でのデータ集計施設を開設している。
現時点ではこれらが独立した形でISPサービスを提供する役割を持っている。

経済危機の影響により、データ集計への投資計画も延長された。
数億USDの投資案件も発表されていたが、動き出すめどはまだ立たない。
例えばQuang Trungソフトウェアパークに投資する予定の
ViNetworksや、DotVN計画である。
ベトナム市場は、国際基準を満たすデータ集積施設の誕生を待ち望んでいる。
市場回復に伴い、2010年から再び活発になることが期待される。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2009年10月12日

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