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2008年02月12日

北の国から'08〜再生の鍵〜


テトの休みをいただき、北海道に行ってきた。

旭川空港から、富良野スキー場、旭山動物園と回ってきたのだが、
外国人観光客の多さと、観光地としての整備に驚いた。

〜スキー場〜
 内地のスキー場と違って富良野スキー場は外国人だらけ。
 その多くがオーストラリア人。
 夕食のジンギスカン屋は日本人は我々だけという有様。
 昨シーズン、トマムスキー場も行ってきたのだが、
 富良野同様、オーストラリア人だらけであった。
 老夫婦や、男同士のグループが多く、
 気さくで知的な話をするオーストラリア人が多かった。
 私が想像するに、母国でもそれなりの生活を送っている人たちなのだろう。
 (夕張にはいなかった)

〜旭山動物園〜
 テレビで特集されるよりも楽しめた。
 スタッフさんは親切で、動物を身近に見ることが出来る。
 動物たちの生態や人との共存課題の説明が明確で非常にわかりやすかった。
 閉演時間が早い事だけが残念。
 こちらは、中国や韓国人観光客が圧倒的に多かった。

 100万人を超える入園者があるも、赤字続きだそうですが、
 周辺の経済効果を考えると、公的動物園としての役割を大いに果たしていると思う。

 再生の影には動物園のスタッフさんの力が大きかったようだが、
 若い市議会議員さんたちが、年寄り議員連中を説得したことが
 この成功劇の影にはあったようだ。

〜インフラ等〜
 移動はバスが多かったが、社内のディスプレーは韓国語・中国語での説明。
 社内アナウンスは日本語と英語でなされている。
 街の看板も外国人にわかりやすいように複数の言語で書かれている。
 飲食店も外人慣れしており、複数言語のメニューやその対応がなされていた。


〜日本再生は北海道から?〜
 ここ数年、北海道のいろいろな観光地、
 トマム、夕張、富良野、旭川、小樽等に行ってみた。

 夕張市破綻後、訪れた際も、過去の遺物は確かに多いが、
 活気があってサービスの行き届いた
 スキー場やホテルでは非常に心地よく、楽しめた。

 若い人たちが中心となり、着実に 北海道ONLY のコンテンツが、
 北海道には育ちつつあることを肌で感じた。

 滅び行く日本を再生する風は
 ”北の国から”やってくるのかも知れない。
 そんなことを感じさせるテト休みでした。


大木健司
株式会社ブルーチップ・コンサルティング

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