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2008年02月01日

大国営会社のIPO:実施計画が正しくない

Sabecoの株式購入申請が78/128程度だ。
このIPOでの落札株価が、最初の株価同様の70,000ドンである。
残りの株式は、規定により次回に持ち越され、
更に低い落札株価で入札されることになる。
次回の入札でも全て売却できなかった場合、
Sabecoの企業価値は、その次の株式発行の前に
再度計算されるか、国有率を上げるかになる。

Sabecoの運命は今後、どのようになるか分からないが、
この企業の民営化が、国営企業改善計画の基本的な間違えを示した。
フーミー肥料・バオベト・Vietcombankの様な大国営企業が出現するまで、
ベトナム企業の民営化は順調に行われていた。


Sabeco民営化案件のミス

Sabecoは、着実に活動している企業である。
主な営業分野はビールの生産・販売である。
この分野はSabecoにとって、大きな利益を生んだ。

またSabecoは、豊富な経験を持ち、広く知られた商標で、
高いマーケットシェアを占めている。
Sabecoのサイゴンビール及び333ビールの消費者は多く、
高級レストランから一般のビールの店にまで、幅広く利用されている。
それは企業の大きな価値である。

ただ、これらの強みが国に利用され、
毎年膨大な資金を、国家予算に納入しなければならない。
2007年、Sabecoが国家予算に2兆2220億ドンを納入、
ベトナムビールの次に最大資金を納入したベトナム企業である。

この納入資金の中では、特別諸費税の占める割合が一番大きい。
国は企業の生産量によって、所得税を計算する。
政府は予算に対する納入資金を増やしたい時、特別諸費税を上げる。
その際、企業は利益影響を受ける。

2008年、一般へ広く公表した報告書によると、
Sabecoは予算に、2兆7090億ドンを納入する。
また、納入資金を22%増加、
生産量・消費量を20%増加すると計画した。
(2007年の生産量が6億4000万リットル、2008年は7億6800万リットル)

税引き後の利益は、
2007年の6億1000万ドンより若干高い、6億1900万ドンと予測し、
純利益が資本金の2兆1870億9000万ドンと、魅力的なものである。
ただIPOの前に、資本金が6兆4120万ドンに引き上げられた。

投資開発ファンド・財政予備ファンド・基本建設資金・余り利益は、
全て資本金にプラスされた。
新資本金及び税引き後の利益によると、
今年、SabecoのEPS(一株式当たりの利益)は、
2,787ドンから965ドンに下がり、
P/Eが急上昇し、72.5倍になる(70,000ドンの株価で計算した場合)。

IPO前の資本金の急な引き上げは、
フーミー肥料・バオベト・Vietcombankの3社に適用され、
今回もSabeco適用された。
ただ、Sabecoの株式を薄くすることは最大限にした。
理由は上記3社が、
分野ごとの、国家予算に対する納入資金を調整しないからだ。

フーミー肥料の場合、
ベトナム投資家が株式を薄くする方式をまだ理解していないため、
入札に熱心だった。
バオベトのIPOの後、株式を薄くする方式が投資家に知られた。

これは、この4社の国営企業の民営化政策の中のミスである。
各上場会社、未上場会社が
資本金を30%、50%、最大100%で増資するが、
大国営企業は300%まで増資した。
これは、財政力の開発に対し、大変大きなステップである。


企業を改善するか、企業価値を最大限集める

Sabecoに対する購入申請株数が少ない。
ブランド製品を販売する時、
販売者は常に、購入者にとって最も合理的な値段を計算する。
これにより、購入者は本当の価値を知った上で、購入できると感じる。

今まで大規模のIPO同様、
各投資家は、売却者が充分に準備しないことや、
入札最初株価の高さを感じている。
準備が不十分だったことは投資家に対し、疑惑もたらした。
商品の本当の価値を質問されても、
信用がなければ、投資家は購入しない。

今後のIPOの売却者として、
国がどのように考え、どんな対策をするか。
投資家の信用は、ベトナム証券市場のような若い市場にとって
非常に重要なことである。
ベトナム政府が国営企業を優先する場合、
企業の価値の計算方式は、正しくなければならない。

国営企業の民営化実施委員会が企業を増資し、
高い株価で入札することにより、国家財産の損失を防止する。
実はこの論理は正しくない。

ベトナムが、国営企業の20%を民営化するため、
主資本を多様化するために、
15年間(1992年〜2007年)かかった。
この15年間、各民営化機関は最も効果的な活動をし、
納入は、国家予算前の3〜4倍だった。
現在、ベトナム経済にとって最も重要な、企業民営化の時期が来た。

このやり方は、ベトナム市場に機会投資家しか集められない。
若い証券市場に対する、経験深い外国トレーダーが多く集められる。
この様な投資家にとって、株価はそれほど重要ではない。
株価が明日、101,000ドンに上昇すると判断したら、
前日は、100,000ドンでも購入する。
もし明日、その株価が下落すると判断したら、
株価が10,000ドンでも購入しない。

ベトナム財政市場は、長期間で安定した投資家を集める必要がある。


サイゴンエコノミックスタイムズ  2008年2月1日

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