ADB 2008年のアジア経済の今後
4月1日、アジア開発銀行(ADB)は
「アジアは今、世界で最も発展している地域だが
2008年のアジア経済成長率は、この5年間で最低になるだろう」
との考えを示した。
「2008年より、成長率は徐々に下降しており
この10年間で、最高のインフレ率になる可能性もある。
これらは、政府にとって、悩みの種になるだろう。」とした。
Haruhiko KurodaADBの会長も
「一番深刻な問題は、成長率低下ではなく、物価の上昇やインフレだ。」とした。
同社は、今年の東アジア経済展望報告書の中で
インフレの問題について強調している。
ADBは、6ヶ月前に予測した
2008年のアジアのGDP平均成長率を、8.2%から7.6%に変更した。
割合こそ高いが、2007年の8.7%と比較するとかなり減っており
2003年(7.1%)からこれまでで最低の成長予測率だ。
その一方でADBは、
「アジア経済は、世界の財政経済が変動しても、さほどの影響を受けないだろう。」
また、「2009年、アジアの経済成長平均率は7.8%だ。
現在の信用危機は、そう長くは続かないだろう。」としている。
ADBの報告によると
世界一番発展している中国の経済成長率は
2008年に10%、翌年には9.8%になった。
これは2007年の11.4%よりも低い。
また、インド経済は今年、8%の成長率を維持し
来年は8.5%と予測されており、去年の8.7%よりも低い数字だ。
また、2008年のアジア地域のインフレ平均率は、5.1%で
1998年の、アジア経済危機時(6.1%)の次に高い。
物価をコントロールするため
補助政策・行政対策・国内消費物に対し、税金削減対策が適用された。
このため、公表されたインフレ率は現状に正しく反映していない、としている。
アジア地域の急速な成長は
活発な物品売買市場やその他の要素に繋がり、物価の上昇となって現れた。
このため、アジア諸国による多くの補助政策は
食品の価格の上昇を抑える為のものだが、国家予算にも影響を与えかねない。
Vneconomy.net 2008年4月2日
