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2008年05月08日

SCICは証券市場のための「薬」ではない

ワン不動産プロジェクト社長は
「政府は、30万の証券取引口座ではなく
8000万人の人民を助けることを選んだ。」

国家資金投資・取引公社(SCIC)は
正月後にベトナム証券市場が大暴落した際
市場に数兆ドンを流通させると公表している。

その公表から2ヶ月経った今も、証券市場は回復の兆しがなく、逆に悪化してしまった。
ある投資家は、SCICによる公表がBull Trap(上昇の罠)を作ったと考えた。
「一時の上昇傾向」により、株式を購入した個人投資家は、大損した。

一.購入時、選択された銘柄や投資資金に関する情報は内密にされた。
SCICは、市場支援するための資金を、本当に流通させたのだろうか。

タンロン証券会社の投資家であるソン氏は
「SCICは、株式を購入していない。
発表の目的は、投資家を安心させるためだった。
SCICは市場支援のため、5兆ドンから15兆ドンを出すべき」と考える。

2008年3月から今まで、1回の取引総額の平均は5000億ドン程だ。
SCICが株式を購入により、購入申請株数が急増するのが流れだろう。
しかし、ソン氏の観察によると
SCICが公表した3月10日からこれまで、取引量はあまり変わらなかった。

ある証券会社の仲介部門のスタッフの説明によると
SCICの購入は、相対取引方式で実施された。
しかしこれは、あまり効果的ではない。
また、ここ2ヶ月間の相対取引量も大きくなかったため
SCICの努力について、投資家はあまり信用していないという。

二.大量な株式購入と保全が、ベトナム証券市場の清算性を減らす。

三. SCICによる株式購入は
  民間部門から国営部門に資金を移すことと同様だ。
  これは、現在のベトナム経済の民営化傾向と逆になっている。
四. 購入株式に関する情報が内密されたため
  SCICと良い関係を保つ会社に、株式を「購入される」と言う疑惑が出た。
  これは、SCICの威信に対し、大きな影響を与える。
五.株価の変動は、サプライ・デマンドの規律によるものだけではない。
  ベトナム経済や証券市場の発展に関する投資家の信用も反映する。

ベトナム経済や世界中の証券市場が困難な段階に入っているため
ベトナム証券市場が下落するのは当然のことである。
このことから、市場への要求を上げることは短期的な対策であり
問題の根本を解決する方法ではない。

ベトナムは深刻なインフレに直面している。
政府は証券市場を助けるため、大量な資金の流通を慎重に検討すべき。

タムSCIC元会長によると
SCICは、証券市場を調整するために開設されたファンドではない。
同公社は、特別な金融機関で、市場経済の金融投資グループとして活動している。
役割は、国有資金の効果な投資・管理・取引体制を確保することだ。
SCICの目標は、各国営企業への
経営方式の改善支援や、企業における市場の信用を高めること
また、証券市場の長期的な発展を支えることだ。

SCICの財産は非常に大きいが
これらは主に企業株式であるため、実際の額は制限される。
解約株式やレポの株式の価値は数兆ドンであるため
投資家は、SCICへの大量な資金流通や、株式購入を要請できない。
SCICが、政府資金から解約株式やレポ(Repo)株式を全て購入すると
赤字になり、国家は大損するはずだ。
投資家が、これらのリスクを担うことは、市場の常であり本質だ。


証券投資紙  2008年5月7日

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