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2008年05月27日

ベトナム市場における投資家の動きは

近頃の証券市場における取引状況は、
外国投資家とベトナム投資家の動きが逆転している。

ベトナム投資家は株式を大量に売却、
反対に、外国投資家が積極的に株式を購入している。

市場の暴落は、投資家たちに大きな影響を与えた。
金融・証券アナリストは、投資家に対し、
自己の損失や市況への影響を考慮し、
株式売買は冷静に行うべき、としている。

政府は、証券市場の安定化に向けて、対策を練り、
ベトナム投資家は株式の売却を慎重に検討すべきだ。
投資家が大量に株式を売却すると、
政府管理機関がいくら努力しても、市場の回復は難しい。

その点で、近頃の証券市場における
外国投資家とベトナム投資家の逆行は、
注目すべき点である。

ベトナム投資家は悲観的になり、
不信感から大量に株式を売却しているが、
一方で、外国投資家はベトナム経済の長期発展に期待し、
積極的に株式を大量購入している。

国家証券委員会の統計によると、
上場市場における外国投資家の売買額には
格差が生じている。

4月中の、外国投資家の株式購入総額は
4兆340億ドンであったが、売却総額は2兆400億ドン。
HSBCの評価によると、
外国投資家によるベトナム株式の購入額は
売却額より高く(純購入)、
3月には5,900万ドルであった純購入額が
4月には1億2,200万ドルとなった。

2008年1月2日から5月9日までの購入数は
約1億2,752万株、売却数が5,785万株で、
5月までの計62回の取引で、
外国投資家の純購入は6,967万株となり、
純購入総額は46兆ドンとなっている。

前年5月14日の取引では、
外国投資家による購入数が激減したが、
専門家は、
外国投資家が、VN-Indexの新基準の制定に係わる
政府関係機関の動きを待っていた、とみている。
また、「外国投資家は市場に逆行しながらも、
売却する株式の準備をしている」とした。

このほど、ベトナム証券市場における
外国投資家の取引に関するガイドラインが、
財務省により作成され、政府に提出された。
この新しいガイドラインは、前回より緩和され、
同規定により、今後、ベトナム証券市場において
間接投資資金を積極的に導入できる環境を整えると共に、
外国投資家がネットを通じて
定期的に報告できる体制も整える。

2008年後半及び翌年初に、
投資家の市場に対する信用が戻り、
市場が回復する時が、
外国投資家の受益の時となる。


HSBCは楽観視

国際経済の困窮は、ベトナム経済にも影響を及ぼしているが、
多くの専門家は、今年、ベトナムは高成長を維持できる、
と分析している。

HSBCの定期報告では、ベトナム経済をはじめ、
金融・証券市場の現況と、今後の発展について分析。
同報告書には、
HSBCはベトナム市場の長期発展について、楽観視している
と書かれている。

また、ベトナム証券市場は最低の域まで下がったとし、
ベトナムの各種株式、特に有価株式が非常に安くなったことで、
長期投資にとって魅力的なものになった、とした。

同行は、外国投資家に対し、長期的な保全のために、
ベトナム株式を購入することを再度勧めている。
短期的な困難は続くが、
長期的にはベトナム市場の投資機会は多く、
特定の分野に注力している
優良企業(Vinpearl、Vinamilk等)の株式は魅力がある。

世界の主要な証券市場も、最低のところまできており、
国際経済の不安定さが回復に向かっていることも、
ベトナム証券市場の発展動力のきっかけとなりそうだ。

アメリカ経済も、
最も困難であった時期を過ぎて、回復しつつあり、
同国の、経済に関する報告資料による今後の予想は、
以前の暗いものとはまるで違うものとなった。

4月にアメリカの小売業の売上が0.5%上昇したことは
消費者の財布の紐が緩み、消費が増えたことを意味する。
Josh Feinman- Deutsche Bank経済成長専門家は、
同国の経済は第2四半期に1.0%、
第3四半期に2.0%成長すると予想していたが、
実際には、第1四半期と第2四半期に
0.6%しか成長しなかった。
同氏は、第4四半期には成長率が1.5%下がるが、
来年の第1四半期に2.0%戻る可能性がある、としている。

アメリカ経済が悪化すると、世界各国の証券市場も下落、
ベトナム経済にも影響が及び、
ベトナム証券市場が続落する。

ベトナムは現在、外国市場の影響を直接的に受けている。
世界の証券市場が下落すること、
市場の需給バランスが取れないこと、
生産用資材の納入単価が上昇すること、
証券の代わりとなる金の価格が異常に変動することが
ベトナム投資家の心理に影響を及ぼしているのだ。

現在、アメリカ経済が回復してきたことで、
他国の経済への悪影響はなくなった。
世界の証券市場は回復、成長してきている。

アメリカや世界各国の経済・金融変動の情報と、
ベトナム政府による積極的な方策が、
インフレの上昇を抑制し、証券市場を安定させる。
投資家はもっと冷静になり、市場の回復を信じるべきだ。


Dan Tri紙  2008年5月27日

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