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2009年02月24日

米輸出価格統一予定 ベトナム・タイ


世界第一位と第二位の輸出国であるタイとベトナムは、
今回始めて輸出価格を統一することを合意した。
今回の両国の合意は国際市場における米の価格を安定させ、
両国の米の競争力を高めるために実施される。


この合意書は、国際米市場に対する参考価格を
7年後に設定することで合意している。
これはタイ政府の代表機関と
ベトナム米協会の会議において締結された。

Alongkorn Ponlaboot-タイ商業省次官によると、
この合意書はベトナム農民にとって
有益なものである。
今までベトナム米の輸出価格はタイ米より
かなり低かった為(1トン当たり100USD~200USD低い)、
今後ベトナム農民の収益の増加が見込まれる。

この合意書は政府間、輸出企業同士、農民同士、
専門家同士の4レベルで締結される。
この問題について、両国の政府要人は
2月27日から3月1日までタイのHua Hinで行われる
アセアン首脳会合で詳細な協議をする予定である。

現在、適切な価格はまだ発表されていない。
価格に与える各要素について、
両国が慎重に検討する必要がある。

また、タイの新憲法によると、
国際条約が全て国会に批准される必要がある為、
この合意書の締結を今年中に行うことは不可能。

当初の見込みでは、品質が高い、
白いお米に対する輸出適正価格は、
1トン当たり約600USD~700USDである。
この価格はベトナムで栽培されていない
お米には適用されない。

Chookiat Ophaswongse -タイ米輸出協会会長によると、
ベトナムとタイは今まで
お互いにお米輸出において敵同士であった為、
二国の生産経費の違いなどもあり、
価格の設定は容易な事ではない。
しかし、各輸出国は生産経費を削減する為、
価格を安定させる為に緊密に協力する必要がある。

この近年、ベトナム米の価格がタイ米より低い為、
タイ米輸出業者はベトナムと競争出来ない状況である。
2月上旬、タイのB種のお米の販売価格は
1トン当たり575USDだったが、
同様な種類のベトナム米は410USDだった。



InfoTV  2009年2月23日

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