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2009年02月24日

経済危機の影 貧困脱出に黄信号


Wold Bank:
ベトナムは国際経済衰退の影響で
また貧困国に戻る可能性がある。


国際経済危機は、
世界中の貧困削減計画の推進を脅かしている。
ベトナムは最貧困国リスト中、
危機的状況の一番高いグループに入っている。

2月14日に行われたG7、
ザイム大臣会合の政策報告書において、
世界銀行は、発展途上国の107カ国のうち、
40カ国が国際経済危機による高い影響を受けており、
残りの国は中程度の影響を受け、
10%の国だけ軽い影響を受けているとしている。

貧困国になるリスクが一番高い国
(ベトナムを含む)を評価する基準は、
2008年―2009年の1人当たりの
経済成長率がかなり減ること、
1日一人当たり1.25USD以下の収入の家庭が
20%(2005年の資料)を占めることである。
この2つの基準中一つしか当てはまらない国は、
中程度の影響を受ける国である。

2009年の資料によると、経済成長が遅くなると、
4600万人が貧困生活を脱却出来ず、
その人達の平均収入は1日当たり1.25USDである。
その他の5300万人も1日2USD程度の収入しか得られない。
それは食糧危機及びエネルギー危機で再貧困になった
1.3億人~1.55億人を含めないでの計算である。

World Bankは国連の千年紀の目標を達成出来ない
可能性を警告した。
その中には、2015年までの貧困削減除目標も含まれる。
経済成長が遅くなることにより新生児の死亡率も増加し、
国際経済危機が依然として続くと、
今から2015年までに140万人~280万人の新生児が
死亡すると予測される。

世界銀行会長は
「経済危機は数多くの国で人道危機になる。
世界中では経済促進支援しか力を入れないが、
発展途上国では経済衰退の影響で
貧困者に対するリスクがもっと大きい。
この危機は全世界の対策を求める。
発展途上国の貧困者の需要についても協議すべき。」
と発言した。

世界銀行によると、再貧困になる可能性が高い国は
失業状況の改善、インフラサービスの提供、
インフラ整備の促進に対して予算を出す必要がある。



Vneconomy.net 2009年2月23日

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