ブルーチップ ベトナム投資ニュース

アメリカは、ベトナム産ドラゴンフルーツの輸入を停止した。
原因はアメリカの輸入基準を、十分に満たしていなかったことによるもの。
ベトナムのドラゴンフルーツは昨年初めて、
アメリカ市場に輸入され、ベトナム農産開発にとって、
非常に歓迎すべきこととなっていた。
輸入価格の初値は1キロあたり15,000ドン～16,000ドン、
一時20,000ドンになったこともあった。

しかし、輸入はすぐに停止となった。
原因は品質の悪さではなく、
アメリカの検閲が通過できなかったためである。

アメリカの植物・動物検閲機関は、
輸入する全ての果物に放射性物質の検査を行う。
放射線の量は最低400grayと規定されている。
他にも、包装、生産地の規定にも対応しなければならない。
害虫の削除のためには、放射線を当てなくてはならないのだが、
アメリカの検閲機関が検査を委託したSon Son株式会社が、
工場の修理中を理由に、タンロンに対する検査の実施を断ったのだ。

農業農村開発省栽培局長によると、
今後、アメリカ側は企業代表団をベトナムに派遣し、
ドラゴンフルーツの衛生安全、放射、検閲について監査、管理を行う予定。
その後、評価方式等について協議し、
早期の輸出再開を目指す構え。