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2009年08月20日

港湾開発と密接に関係するベトナム経済の展望


アナリストらによると、
現在、ベトナムの港湾は小規模なものが多く
水深も浅すぎるので、
規模を拡大することにより
ベトナム経済の発展を促し、
アジア・太平洋地域における競争力を高める。


沿岸距離3200キロメートルのベトナムは、
多くの船舶が港に出入し、
ベトナム製品の90%が
海を利用して運搬されるが、
大規模で水深が深い港はまだない。

世界の商品運搬は、
年間を通してマラッカ海峡を通過し、
世界で最も活躍している10大港のうち
七つが東南アジアに存在している。
ただ、ベトナムは、
この大きなマーケットのうち
わずかな部分を占めるにすぎない。

現在、ベトナムの主要輸出品目は、
東南アジア他国の港に停泊する
大規模運搬船まで輸送する必要があり、
商品価格自体は、中国、タイといった
アジア諸国より安い可能性があるにもかかわらず
おのずと輸出価格が高くなってしまう。

具体的には、
運搬経費が28%増加するので、
外国投資家と外国企業に対して
ベトナムへの進出への魅力を
低下させているのである。

また、
北部にある主要港を改善することは
中国西部への輸出を促進することにつながる。

Hai Phongの水深の深い港は、
中国西部への運搬距離を800キロも削減し、
中国に対する外国企業の
投資経費やリスクの減少にもつながるため
ベトナムを中国に続く第二の投資先地として
選択することにもつながるのである。

さらに、港湾開発を通して
ベトナムは中国への玄関口にもなり、
世界の商品運搬市場において
シンガポールや香港より
魅力的な価格で参入することも可能となる。

また、中部の主要港ではタイ北部、ラオス、
ミャンマーからの商品を受け入れ、
さらに国際的な流通拠点として、
ベトナムの石油輸出活動を促進する。
これによりベトナム政府は
石油輸出経費を15億USD
節減することができる。

その上、南部の主要港湾は
カンボディア、タイ南部、
東南アジア地域の製品の運搬窓口になる。

このように、優良港湾の存在は
ベトナム南部を始めとして
ベトナム全土の製造業の発展潜在力を開拓し、
現在のベトナム製品の輸出状況を改善する。

現在、シンガポールと香港に次ぐ
アジア地域で第三の
大規模流通拠点の建設需要は
まだ大きくないが、
これらの開発は
ベトナムの価格的競争力を向上させ
特定の運搬サービスの提供を可能にする。

また、現在、
以下のような世界的傾向により
ベトナムの港湾開発需要が高まっている。

①船舶の規模が段々と大きくなっており、
大規模船を利用することで、
輸出業者は経費を数百万USD規模で
節約することができる。

②世界的経済衰退により
海運需要が記録的に低下しており、
その余剰能力は、
輸出入事業者にとっては魅力的なものとなる。
また、世界的経済衰退に関わらず、
ベトナム南部の港湾では
商品の輸出入量が10%増加している。

その他、アジア地域は
船舶の停泊に理想的な場所でもある。
どのような経済背景においても
保管施設が充実した水深の深い港の開発は
ベトナムのような
経済構造を持つ国にとって
大きなチャンスでもある。

このような背景を踏まえ、
交通省は6月に、首相に対して
2030年までの港開発計画を提出した。
同計画によると、交通省は
33の大規模港の整備することで調整し、
統一的に管理するとしている。



Vietnam+ 2009年8月19日

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