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2009年09月19日

外貨市場に問題あり Le Duc Thuy元国家銀行総裁


Le Duc Thuy国家財政監査委員会委員長(元国家銀行総裁)によると、
国際市場ではUSDが他の外貨より安くなっている傾向である。
ただし、他の外貨は強い内在力を維持できるわけではないので、
USDが絶対的に弱くはならない。
ベトナムの近隣国は輸出を促進するために貨幣を切り下げた。
中国だけは引き続き元の上昇を抑制している。


Q:この様な背景ではUSD/VNDの調整が簡単なことではないのか。

A:為替レートの調整は簡単なことではない。
為替レートは現在の為替レートに基づいて調整され、
名義為替レートがその実際の為替レートに基づいて変動する。
以前、国家銀行は正式な為替レートと
自由市場の為替レートの差が
1USD 100VND以下で維持されると認めた。

Q: 現在の外貨市場では銀行の為替レートと
自由市場の為替レートの差が
1USD 400VND~500ドンであるが、それについてどう考えるか。

A:外貨市場はまだ不安定である。
輸出会社が銀行で100万USDを売る場合は
自由市場で売って貰える金額より
5億ドル少ない金額で貰う可能性がある。
その金額は中小企業の数か月分の社員の給与である。

Q:ベトナム外貨市場で何が起こっているか。

A:現在、外貨の供給は需要に対応できない状況である。
この様な状況は今までになかった。
現在、国家銀行が一部の外貨を市場に供給している。
ここでの問題が外貨準備資金の倉庫から資金を出すのかと、
外貨の需給が合うために適切な政策を作るのかである。

Q:外貨の需要が高くなったら、
直に外貨準備資金の倉庫から資金を出すか。
ベトナムの外貨準備資金はまだ大きくはないが、
その様なやり方で問題が発生しないか。

A: 現在、ベトナムの外貨準備資金は以前よりは多くなった。
1997年にはまだ7億USDしかなかったが、
アジア経済危機後に25億USDになった。
2006年に100億ドル、2007年に200億ドル。
国家銀行はこの準備資金を使って市場を支え、
必要な時に市場に干渉する。
国家銀行の報告によると、
現在、外貨の需給はバランスが取れたので、
まだ為替レートを調整する必要はない。
清算バランスの誤差は小さく、約10億USD~20USDである。
その誤差を見て為替レートの需給がバランスを取れたかどうか評価する。

Q:為替レートを調整すると、
外国の借金の返済額が増加するという意見がある。
この意見についてどう思うか。

A: 為替レートを上げると、
外国借款の返済義務はVNDで増加する。
例えば、以前10億USDを借りたとすると、
16兆VNDを出せば返済できたが、
現在では為替レートが高くなったので、
18兆ドンを支出しなくてはならない。
為替レートが高くなると、
返済義務が重くなることは正しくない。

[1]義務が重くなることはVNDで計算する場合の借款である。
[2]外貨の収入源がない、返済のためにVNDでUSDを購入する。

具体的に、数者は国家の借金を為替レート
(5%調整されたもの)とかけて返済額を計算する。
従って、ベトナムの外国借款の返済額は数十兆ドン増加した。
現在、ベトナムの借款は約380億USDである。

ただし、期限になった借款の返済義務が増加するが、
借款のトータルが増加するわけではない。
ベトナム政府も一時点で全て返済しなくてはならないわけではない。
その他、経済発展のため(例えば輸出を支える)に
為替レートを調整する場合は将来の外貨の収入源を増加する為、
従って返済能力が高くなる。

USD/VNDの為替レートを増加する場合は
VNDの返済義務が1年で2兆ドンに増加する。
現在、ベトナム政府も直接的に外貨で約40億USDを収する。

Q:先々、外貨市場がまだ不安定と言われるが、
どこが不安定であるのか。

A:実際、市場には問題がある。
以前の市場運営経験及び現在の市場の状況に基づいて、
外貨の需給が厳しくなっている。
企業の外貨の売買が困難になっている。
外貨を持っている側が売りたがらず、
外貨を買いたい人がなかなか買えない。
正式に発表された為替レートに従うことはなかなか難しい。
皆は相対取引で外貨を売買している。その状況は誰でも知っている。

Q:その状況になる原因は何か。

A: 政策の問題もある。
金利支援制度がVNDで借入する企業しか対象とせず、
外貨で借入する企業が対象にならない。
企業はVNDで借入して外側でUSDを購入する。
そのやり方の方が企業にとって直接USDを借入するより得である。
従って、貿易の中で外貨の需要が高まる。
企業は直接に銀行からUSDを借入して、
銀行が輸入清算のため口座に送金すると、
外貨の売買需要がなくなる。

その他の原因は、年初から現在まで輸出が段々と減り、
外国の間接投資と直接投資も減り、
ベトナム人嬌の送金も減っている。
輸入も減っているが、外国からの導入資金の減少より少ない。
供給源が需要に対応できないので、
為替レートに対する圧力が出てくる。
ただ、貿易バランスシート全体の超過輸入額は大きくない。
ベトナム政府が干渉しなくても良い。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年9月18日

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