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2009年12月03日

外国投資家の所有率 49%に引き上げ


今後、ベトナム金融市場に投資する
外国投資家に対する新政策が
数多く実施される予定である。
その中でも、公衆会社における
外国投資家の所有率を
49%に引き上げることは
ベトナム証券市場に対する
外国投資家の興味を高めることを
目的として実施される予定である。


2009年11月30日、Euromoney主催で
ハノイ市で行われた
「2009年ベトナム資本市場・金融市場」の
セミナーにおいて、
Nguyen Doan Hung国家証券委員会副会長は
ベトナム金融市場に投資する
外国投資家に対する新政策を
今後、数多く実施することを
政府が検討していることを述べた。

Hung副会長は
「政府は公衆会社での
外国投資家の所有率の上限を
30%から49%に引き上げる。
(信用機関を除く)
また、公衆ファンドについては、
外国投資家の所有率を制限せず、
100%外国公衆ファンドの
開設を許可する」と述べた。

現在、各管理機関は
外国投資家に対して
ベトナム証券会社の所有率を
49%まで引き上げることを検討している。
これにより、2012年から
外国投資家がベトナム証券会社の
株式の100%を所有すること
可能となる。

また、このほかの政策について、
政府が外国投資家に対して
母国への利益の送金における
税金を免除し、
外国合弁会社、100%外国企業の株式化
増資およびベトナム証券市場への
上場も可能とした政策が挙げられる。

さらに、政府管理機関は
証券会社に対して
営業活動に関するリスク管理を
促進させる予定である。
その上で、財務省は
証券会社の合併、解体、
倒産に関する規定を作成している。

このように、ベトナム政府は
上場会社の情報の透明性を
改善する方向で証券市場を再構築し、
各証券取引所を有限会社に変更し、
デポジット、レポートなどの取引に関する
ガイドラインを発行する。
また、複数の証券会社で
複数の取引口座を開設や、取引時間の延長、
一取引での複数銘柄の同時売買などに関する
規定も作成されている。

Tran Van Dung-
ハノイ証券取引所所長によると、
今後、証券市場の供給源が急速に増加する。
また、政府は国営企業に対して
民営化前に戦略パートナーを
選抜することを認める。
これは、従来、戦略パートナーの選抜を
民営化の直前にしか行えないとした方針を
変更するものである。

国家証券委員会の情報によると、
現在、ベトナム証券市場の
時価総額は380億USDで、
GDPの40%を占める。
また、外国投資総額は
2007年末に84億USDに達し、
2009年前半6カ月で
証券市場に導入された外国投資総額は
6.28億USDに達した。
さらに、10月の間接投資総額は
前月と3倍であった。

現在、ベトナムでの
外国投資家の取引口座数は約1万ある。
そのうち、約1000口座が
機関投資家のものである。

今回のEuromoneyのセミナーは
ベトナム金融市場に対して関心を持つ
外国投資家の200者が参加した。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年12月02日

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