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2009年12月17日

ADB 越国営企業改善に6.3億USD支援


ベトナムはアジア開発銀行(ADB)より
国営企業の改善に対して
6.3億USDの資金協力を得た。


2009年12月14日、ADB社長は
「ベトナム国営企業の経営および改善計画」に対し
6.3億USDの資金協力を決定した。

今回の支援は、財政・技術協力を通じて
ベトナム国営企業の改善が
さらに有効的かつ明確的に行われ、
経済成長を促進し、民間企業に対して
チャンスを与えるためのものである。

ADBによると、1992年以来、
ベトナム政府は国営企業を段階的に民営化し、
株式、もしくは有限会社に変更しているが、
改善の進展が遅く、主に小規模の企業しか
実施できていない状況である。

現在、政府は、大規模国営企業を
民営化する計画を進めている。
その目的は、大規模国営企業の
活動状況を改善するとともに、
子会社の発展と潜在的能力を高めることにある。
これについて、ADBは今回の支援を通じて
国営企業の財政状況を改善し、
組織構造を調整するとともに、
経営能力とその透明性を高め、
国際基準を満たすことを主眼とし
投資するものである。

また、ADBの新プログラムは
社債および企業資産の売買会社といった
国営企業の改善に関する政府機関の
人材養成も支援するものである。

具体的には、第1期の支援として、
1.3億USDをSong Da公社に属する会社や、
南部水路運搬公社等の分野で活動している
国営企業に対して資金協力を行う。

なお、ADBの支援資金は
2015年までの国営企業の改善総額
(17.7億USD)の36%を占め、
残りは政府の予算や各会社、戦略投資家より
調達される予定である。

また、第1期にADBは
一般貸出制度(OCR)で1.2億USDを、
アジア開発基金(ADF)から1000万USDを
それぞれ供給する予定である。

OCRの貸出条項と条件は
ADBのLIBOR金利制度に基づいて
適用されるが、
ADFからの借款期限が32年、
特別金利貸出期間が8年で、
特別金利貸出期間の金利は年間1%、
残りが年間1.5%である。

ADBプログラムの実施主管機関は財務省で、
実施期間が2009年12月から
2015年12月までである。



Vneconomy.net 2009年12月16日

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