ブルーチップ ベトナム投資ニュース

8年前の2002年12月に、ベトナム政府は、
2010年までの機械製造業開発戦略を発表した。
重点機材製品産出指導委員会が設立され、副首相が直接指導に当たり、
同時に、政府は機材製造業者に対して、金利支援制度
及び流動資金の貸出期限制度を適用した。
機材製造は大量の資金を必要とし、生産期間も長い。

その後、工業省（現在商工省になった）は8つの計画を認可した。
それらは①動力機材製造開発計画、②農業機材製造開発計画、
③電気機材分野開発、④裾野産業の開発、⑤農林水産加工機材製造開発、
⑥ハノイとホーチミン市における自動車工業開発、
⑦バイク工業開発、⑧造船工業開発計画である。

重点機材製造投資計画に対する資金借り入れ体制も
8年前に発表された。
ただ、2010年はこれらの計画の実施最終年になったが、
この分野はどのように発展しているのだろうか。

政府の当初の目標は、2010年に機械製造分野が
全国の需要の45％～50％に対応し、
輸出が産量の30％を占めることであった。
ただ、商工省の最新報告書によると、
ベトナム器械製造工業分野がまだ加工、組立の能力を持たず、
小規模の動力機材、農作機材、農産加工機材しか製造できない状況である。
バイク製造分野は、機械製造分野のうち、この5年間で
最も開発されたと評価されたが、年間15万台しか輸出できず、
現地調達率が80％となっているが、主に外国企業の役割である。