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2010年10月22日

世界インターネット普及事情


2010年末までに、世界人口の1/3がインターネットを利用、
人口の90%が携帯電話からのインターネット接続が可能となる。


つまり、2010年末までにインターネットに
接続するようになる人数が20億、
世界中に送信されたEMSの数が6.1兆、
IPv4アドレス使用者の割合が95%となる。

国際通信連盟(ITU)によると、
この5年間で、全世界のインターネット利用者は
2倍近くに増加したという。

Gabrielコンサルティンググループ分析専門のDan Olds氏は、
「今、インターネット世界は、記録的な成長を遂げつつある。
 世界人口70億人の1/3がインターネットを利用しているのだ。
 20年前0人であったことを思えば、
 インターネットがいかに流行しているかが分かる」と述べた。

ITU専門家の計算によると、
世界のインターネット使用者は年内に、
新たに2億2,600万人増加する見込みで、
うち、1億6,200万人が新興国出身であるという。

後進国の新規利用者数は、急増してはいるものの、
先進国の利用者数に比べればまだ少ない状況にある。

2010年末までに、先進国の人口の約71%が
インターネットを利用するようになるという。
一方で後進国の利用者は人口の21%に達する程度となっている。
中でもアフリカは、インターネット利用者の割合が
世界一低く、人口の9.6%に留まっている。
(世界平均の割合は30%)

家庭でのネット普及率の割合を見ると、
先進国と後進国の差は更に大きい。
先進国では、全体の65%の家庭でインターネット接続をしているのに対し、
後進国での上記割合は13.5%に留まっている。
韓国、オランダ、スウェーデン等の国では
80%の家庭でインターネット接続がされている。

またITUによると、携帯電話利用者数も
爆発的に増加してきているという。
現在、世界人口の90%が携帯電話を利用しているという。

SMS携帯メールは、2007年の3倍に増加し、
市場規模は1.8兆VNDから6.1兆VNDになった。
これは、1秒当たり20万通のSMSが
世界に発信されているという計算になる。

1通のSMSの価格は、約0.07USDであることから、
1秒当たり約14,000USDの売上が上がっていることになる。

ITUによると、2009年中にSMS送信の売上が、
中国の携帯電話会社の売上の約12%を占めるようになったという。
アメリカとフィリピンでのSMS送信数は
2009年の時点で、世界全体の.約35%を占めている。

また、世界の携帯電話加入件数は53億件を達した。
(3Gサービスの加入件数は9.4億件)
携帯電話のシステムは、
世界人口の90%、
農村部でも80%の人々が携帯電話に接していることになる。

現在、先進・後進に関わらずどの国でも、
携帯電話市場は2Gから3G技術への切り替えが進んでいる。
2010年中には、3Gサービスが
世界143カ国に提供される見込みである。
(2007年時点で95カ国)

3G技術は急速な発展を遂げているが、
携帯電話市場の成長率は世界的には減少傾向にある。
先進国では携帯電話市場が飽和状態にあり、
後進国での携帯電話利用者は、
2010年末に人口の68%に達するとの予測が出されている。

デジタル資源協会会長-Axel Pawlik氏は
「今年は、インターネットの活動歴史の中でも極めて重要な年である。
IPv4の利用が流行している一方で、
アドレス数は減少している。」と述べた。

そのため、IPアドレスを大きく供給できる
IPv6に移行すべきである、との声が高まっている。



Vneconomy.net  2010年10月22日

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