ブルーチップ ベトナム投資ニュース

今年の目標　17%超

Nguyen Thanh Bien商工省副大臣によると、
10月と年初10ヶ月の輸出状況は概ね良好、
毎月の輸出総額は、平均57.8億USDで、
計画の50.4億USDを上回る結果となっているという。

年初10ヶ月、ベトナム全国での輸出額は578億USDに達し、
前年同期比23.3%増、国会の目標値を17.3%上回る結果となった。
中でも、外国投資関係企業の輸出額は
310億USD、前年同期比25.85%増となった。
ベトナム企業の輸出額は268億USDで、前年同期比20.4%増。

具体的には、農水産物の輸出額が
120億USD近くに達し、前年同期比18%増。
農産物は殆どが成長率アップとなっている。
中でも好調なのが、ゴム　94.4％、
カシューナッツ　29.5%、胡椒　23%などである。
輸出価格も上昇したことから、輸出額全体が増加する結果となった。

その他、加工工業製品の輸出も大きく成長しており、
輸出額は394.2億USD、前年同期比33.9%増となった。
殆どの製品で成長率アップとなっている。
中でも、化学物　118%、各種鉄　190%、
ゴム　80.8%の成長率は、特に高かった。

輸出商品の構造も徐々に変化してきている。
工業・加工製品でも、科学技術の精度の高い製品が増える一方で、
粗悪品の輸出額は減少の一途となっている。

精製製品の割合は、前年同期の62.8%から68.2%に増えたが、
原料・鉱山の割合は15.5%から11%に減少した。

商工省によると、今年の輸出総額は約700億USDに達し、
前年比22.6%増となる見込みであるという。
ただ、この金額を達成するためには、
今後11、12月の輸出額が、月平均61億USDに達する必要がある。

2010年の水産物輸出額が48億USD以上に、
米の輸出額が約26USDに達すると予測されている。

また、ベトナム縫製・繊維協会 (Vinatex)の事務局長によると、
現在、各繊維系企業は、年末まで増産体制で、
外国に製品引き渡しを行うために努力をしているという。
直近の輸出額が、月10億USD以上を達成すれば、
今年の繊維分野の輸出額は、
約110億USDとなり、計画を5億USD上回ることとなる。