« 厳しい金融政策適用を計画 | メイン | ADB 2011年もアジア経済好調と予測 »

2010年12月06日

HSBC VNDの切り下げ圧力増加


HSBCは、2011年第1四半期に、VNDが引き続き下がると予測。
基本指数が悪く、VND切り下げの圧力が掛っている。
VNDを支えるための厳しい金融政策を実施する必要が出てきた。


近頃、以下のような様々な影響により、
VND切り下げの圧力が徐々に増している。

1) Vinashinグループは、返済期限12月20日までの
6000万USDの借入金の返済延期を申請
(Wall Street Journal 12月2月付記事)

2) 金輸出課税制度10%が2011年11月1日より有効になる

3) USD/VNDの為替レートは銀行の公式レートと
自由市場のレートの差となっている
(Non-Deliverable Forward market)

ベトナム国営造船会社Vinashinの一件と
ベトナムの低い外貨準備資金(輸入総額の2ヶ月~3ヶ月分相当、
約180億USD) は市場のマイナス要素となる。

借入金は期限通り返済することができても
市場の懸念がなくならない。
また、金輸出税制度は、政府管理機関が
外貨市場への金市場の影響について
大きく懸念していることを現している。

新聞各社は、国民が金とUSDを大量に購入している記事を
連日掲載しており、このことでVNDに対する信頼性が低下。
VNDの切り下げの圧力が高まっている。
HSBCは今後、特に2010年第1四半期に、
ベトナム政府が引き続き政策を調整すると予測している。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年12月6日

« 厳しい金融政策適用を計画 | メイン | ADB 2011年もアジア経済好調と予測 »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー