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2010年12月10日

Morgan Stanley、2011年のVND変動予測を発表


対面する様々な問題の中には「格下げ」のリスクも!
Morgan Stanleyがベトナムドンを大胆に分析


Morgan StanleyはIMF(国際金融基金)が
ベトナムの外貨準備資金は低いと警告した日の二日後、
ベトナムドンが格下げのリスクを含む様々な問題に対面していると発表した。

アジア貨幣市場戦略専門家のStewart Newnham-Morgan Stanleyは
ベトナム国家収支の赤字や経済成長の脆弱性、そして貿易赤字の状況が
ベトナムドンを格下げさせてしまう圧力になると分析した。

Newnhamは2009年5月の発表で、ベトナムが2007年のタイと同様に
通貨危機に対面し、ベトナムドンの価値が17%以下になったと述べた。

ベトナムの外貨準備資金は、2010年9月末で輸入額1.8ヶ月分相当だったが
IMFは具体的な数字を発表しなかった。

Bloombergの統計によると、ベトナムドンの貨幣価値は
今年の初めから現在までで5.2%を下回っている。

さらにNewnhamは2011年に1ドルが23,000VNDになると予測しており、
この予測が現実となる可能性は非常に高い。

Newnham は、この原因について「2008年以降、ベトナムドンは経済成長が
世界の平均成長率より低くなり、貿易赤字が長く続いた結果、
状態が悪化してきた」と述べている。

ベトナム国家銀行は2010年8月18日、
2009年11月以来3回目となるベトナムドンの切り下げを実施した。
これは輸入額が増加している現状を改善するための動きと考えられる。


Vneconomy.net  2010年12月10日

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