ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ベトナム自動車協会（VAMA）の統計によると、
2010年、17社の販売台数は合わせて112,224台で、
前年より7,235台減少する結果となった。

12月だけの販売台数は12,485台で、前年同期比17％減であった。

2010年は17社中実に13社の売上が減少した。
中でも、売上減少幅が最も大きかったのは、
Hino（-44％）、Mekong（-39％）、Isuzu（-34％）であった。
逆に減少幅が小さかったのはVinacomin－Vinacoal（-9％）であった。

2010年、販売台数が増加した4社うち、
成長率が最も高かったのはVisuco（Suzuki）で、
次点にTruong Hai（＋20％）、Toyota（+3％)は3番目であった。

売上台数で比較すると、
韓国のGM Daewooの販売状況は非常に深刻で、4,515台の減少となった。
その下にはVinamotor （－3,010台）、
Ford（-1,811台）、
Honda（－1,075台）、
Isuzu （－1,019台）と続いた。

2010年末4ヶ月の自動車販売実績
	12月	11月	10月	9月
24人乗り	4073	3773	3232	2754
MPV	1318	1341	1130	1028
SUV	1672	1464	1096	950
Minibus、bus	817	704	542	589
トラック、pick-up、Van他	4605	3916	4421	3820
統計	12485	11198	10421	9141
情報源: VAMA

2009年に、前年に比べ販売台数が急増した理由は、
税制優遇措置が採られたからである。
具体的には、付加価値税は半減されたのだが、
2010年にはこの優遇政策が解除された。

また、通常であれば年末は販売台数が増加するのが一般的だが、
2010年末はVND/USD為替レートが不安定になったことや、
金市場と証券市場の動きが、国民心理に大きな影響を与えたことで、
販売状況に目覚しい成長が見られなかったようだ。

過去3年のVAMA販売台数の統計
	販売台数	前年比 (%)
2010年	112224	-0.06
2009年	119460	0.07
2008年	111946	0.37