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2011年01月26日

農業から工業・サービス業へ 越就労状況の変転


2008年時の統計によると、
ベトナムで最も多くの人が従事している分野は、
農業、林業と水産で、
これらの分野で2,300万人近くが働いているという。


「2010年ベトナム就職傾向」報告書に掲載されたデータによると、
ベトナム労働人材は、生産能力が低い農業分野から
付加価値が高く、技術と財政投資の大きい、
工業やサービス分野に移行する傾向にあるという。

上記は、社会労働傷病兵省から1月24日に発表された情報だ。

他の労働人材関係の報告書でも、
農業、林業、水産分野に従事する人材は減少傾向で、
2020年には2,110万人に下がるとの予測も、発表されている。
高等教育を受け、技能を身につけた人材が、
特にこの傾向を強めている。

また、2007年から2009年にかけて、
経済危機の影響が強く、様々な問題に直面していたため、
日系企業で働く人々は、大きな影響を受けた。

ベトナムは就職安定化の目標を達成しつつあり、
それは貧困撲滅に向けた重要な要素となっている。
危険度の高い仕事の就労率は4.3%に下がり、
会社員の比率は増加(2.9%)、
起業比率も増加している(8.2%)。
ただ、給与のない家内企業の労働人口も、
増加してしまっている(4.0%)。

ベトナムは就職率の高い国で、15歳以上の75%が就労している。
しかし、金融危機の影響を受け、
2007年から2009年にかけては、さすがに求人も減少した。
一方で、15歳から19歳までの若者の就職希望者は増加した。
(2007年37.1%→2009年43.8%に増)

「2010年ベトナム就職傾向」報告書は、
ベトナム社会労働傷病兵省
労働市場予測・情報提供センターが主催し、
国際労働機構(ILO)から技術的協力を得て、発行されている。
今回の報告書は、ベトナム労働市場の変動に関するものとしては、
2回目の発行となる。



Vneconomy.net  2011年1月26日

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