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2011年03月16日

2011年第1四半期GDP成長率 5.6%と予測


2011年第1四半期のベトナムGDP成長率が
5.6%となる見込みであることが、
3月15日の政府内閣会議内で明らかとなった。


この成長率は、前年同期の5.83%を下回り、
2009年第2四半期以降で最も低い数値となりそうだ。

Nguyen Dinh Cung-中央経済研究学院院長は、
こうした予測は、昨年からのマクロ経済の不安定さを
表したものである、としている。

昨年末、物価上昇率が11.75%に達し、
金利も高騰、さらに為替レートが大きく変動した。
今年の第1四半期も、同様の傾向が続いている。

Cung氏は、「マクロ的要素が不安定な状況にあり、
一部企業では、特別な対策も強いられているため、
生産活動に大きく影響を及ぼすこととなった。
その結果、GDP成長率が下がるのは、当然のことである。」と述べた。

Le Xuan Nghia-国家財政監査委員会副委員長によると、
理論的に見れば、必要経費が増加する中で、
出荷価格を維持させる場合、企業は減産する必要に迫られる。
そうすると、需要に対し供給が減少することとなり、
販売価格が引き上げられるため、
経費の補填に繋がるという仕組みだ。
しかしこれは、短期成長率を低下させるだろう。」と述べた。

また、政府内閣会議で発表された情報によると、
貿易業績は、昨年以降かなり増加しているという。
第1四半期の輸出総額は、188億USDと予測されており、
前年同期比29.7%増で、国の計画の3倍となる。
対する輸入総額は約218億USDで、
前年同期比23.9%増となる見込み。



Vneconomy.net 2011年3月16日

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