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2011年04月06日

2011年第1Q 新興国市場の動き活発


新興国市場で、投資家が投資資金を換金する動きが、
活発化している。
3月下旬から続くこの積極的な動きにより、
約26億USDの投資資金が、新興市場に投入されたと見られている。


証券市場の変動により、海外投資家は、
今年第1四半期だけで、新興市場の投資ファンドから
約245億USDを換金した。

その中で、20億USD以上がBRIC市場から引き出された。

EPFR Globalの統計によると、
ブラジル、ロシア、インド、中国などのBRIC市場では、
今まで各投資ファンドとも、あまり成長していない状況であった。
各国政府は物価上昇の抑制に、非常に努力したが、
経済成長の勢いから、インフレ上昇は抑え切れていない。

結果として、第1四半期だけで、
245億USDが新興国の証券市場から換金された。
この規模は、2008年第3四半期の256億USDを下回るものだが、
それ以降現在まででは、最高額となる。

今年第1四半期、投資家はアジアの証券投資ファンドから
103.1億USDを換金した(日本以外)。

今年に入って投資家たちから、
新興国の証券市場に投入された額は569.7億USDに上る。
一方、日本市場に投入された額は33億USDで、
大半は3月11日震災以前に投入されたものだ。



InfoTV.net  2011年4月6日

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