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2011年07月25日

越企業 海外に積極投資


計画投資省外国投資管理局によると、
現在までに、ベトナム企業の外国への投資額が
急増しているとのこと。


現在、ベトナム企業の外国への投資申請額は100億USD以上で、
実施額は20億USD以上、
投資申請計画は600件近くに達している。

投資規模を拡大

年初4ヶ月で、ベトナムでは新たに26の投資案件に投資許可が発給され、
この投資申請額は17.4億USDに達した。
2010年までに、ベトナム企業は53カ国に投資を行っており、
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等の経済大国への投資活動も
活発に行われている。

市場拡大とともに、営業分野も拡大されている。
石油、発電、鉱山採掘等の従来の工業分野以外でも、
農林業、商業、通信等の分野への投資が活発化している。

ベトナム石油グループ(PTN)は、
世界の17カ国で24の投資案件に出資する予定となっている。
Hoang Anh Gia Laiグループは不動産分野、
ゴム栽培、鉱山採掘、水力発電等の各分野に約5億USDを投資しているが、
今後も投資規模を拡大していく予定であるという。
Viettelグループは2015年までに、
外国に追加で5億USDの投資計画を立てている。

競争力高め、国内市場で負けない体力づくりを

外国に投資しているベトナム企業は、
いずれも大きな利益を得ている。
中でもViettelは一番大きな利益を得た。
2010年、Viettelは売上4.285兆VND、
6,520億VNDの黒字を達成した。
それを受けて、2011年同社は、
売上目標 11.200兆VND、利益目標1.445兆VNDを掲げている。
現在、Viettelはカンボジア、ラオス、モザンビーク、
ハイチ、ペルーの5カ国に進出している。
6月末までにカンボジアで600万人、
ラオスでも150万人の加入者を得ている。

ただ、Viettelの様に、外国投資活動で
直ぐに利益を得た企業は多くない。
外国投資計画の大部分は長期的投資計画である。
Viettelの代表によると、外国に投資する理由は、
企業の成長を作るためであるという。
今後、世界で有名な通信会社がベトナム市場にも参入してくるため、
国内市場での競争も激化が予測される。
そのため、Viettel等のベトナム通信会社が
外国市場に進出することは当然のことなのである。



InfoTV.net 2011年7月25日

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