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2011年11月22日

海老養殖用えさ販売市場 FDI企業が95%をシェア


外国投資関係企業(FDI)が、海老養殖用の餌の販売市場を
支配するとともに、このベトナムの戦略的輸出水産商品に対する
餌販売価格を支配している。


Duong Ngoc Minh-ベトナム水産物加工輸出入協会(Vasep)副会長によると、
Uni President、CP、Tom Boy等の外国投資関係企業が、
海老養殖用餌の販売市場を殆ど握っている。
今は海老養殖の季節ではないため、餌の販売単価は
1キロ28,000VND~30,000VNDであるが、
時期になると、一気に1キロ38,000VND~42,000VNDに引き上げられる。
実際、外国企業は餌を安く仕入れ、農民に高く売るため、
大きく儲かっている。

この2年間で外国企業が養殖餌市場を支配するとともに、
小海老市場も支配している。Minh氏によると、
小海老販売市場の70%を、外国企業が占めている。
小海老の供給源が需要に対応できない状況であるため、
外国企業が販売価格を支配できる立場になっている。

Minh福会長は「養殖用餌と小海老の販売市場の中で
競争不足のため、ベトナムの海老単価が近隣国より高い」
と述べた。

ベトナム企業は長期的営業戦略がなく、財政能力が弱い。
銀行からの借り入れも困難なため、外国企業に負けている。

ベトナム水産輸出入社協会(Vasep)によると、
2011年10月の前半、ベトナムの海老輸出額は1億600万USDに達し、
年初から10月15日までの海老輸出額は18億USD近くとなった。
前年同期より16%増加した。
ただ、日本とアメリカへの海老輸出額は減っており、
アメリカへの輸出額は46%減、EUへの輸出額は11%減となった。
中国への輸出額は急増し、90%近く増となった。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2011年11月21日

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