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2012年02月27日

FDI企業はベトナムに貢献できているか


国内企業の状況とは裏腹に、FDI企業は2011年も着実に成果を上げ、
利益率も投資総額の22%に達し、前年の2倍増となっている。


また先日、FDI企業2,000社を対象として行われた調査結果では、
製造業の利益率が、投資総額の25%相当であることも明らかになった。
FDI企業は、独自の強みや、製造業への優遇政策により、
順調に業績を伸ばしている。

加工業への投資申請額9.94億USDを入れた場合、
製造業・加工業へのFDI申請額は、年初2ヶ月で全体の81%を占めることになる。
そのため、今年FDI企業は驚異的な業績を達成することが予測されている。

現在、ベトナムの外国投資資金調達政策は、
裾野産業やハイテク分野の強化を目指しており、
今後、FDIの構造も変わり、営業環境も改善が期待される。
そうなれば、外国企業も安心して長期投資計画を実行できるだろう。

ベトナム商工会は行った調査結果の中で、FDI企業の好調について、
2010年と比べて市場経費を大幅に削減できたため、
活動経費を節約できた、と分析している。
また、土地使用権に関する規定が安定し、
インフラ整備も徐々に充実してきているので、
調査対象となった企業の55%が、交通網の改善を評価しており、
道路整備の品質についても満足を示している。
この割合は2010年にくらべ格段に高くなった。
通関手数料としての賄賂を支払った企業の割合も、
2010年の70%から、2011年には55%に減少している。

ただ、ベトナムでのFDI企業の特徴は、生産規模が小さいため、
生産経費の安さが第一で、
経営能力や、知的財産等の要素は二の次となっている。
そのため、優遇課税措置、土地使用権、工業団地の整備、
資材調達などの問題が、FDI企業にとって決定的な要素となる。

現在までに、FDI企業が生産総額の57.7%相当の資材やサービスを、
輸入調達しているため、ベトナム国内市場の発展には、余り貢献できていない。



Vneconomy.net  2012年2月27日

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